「ストレスを最小限に!」無理せず楽に生きていく4つのポイント
2024.04.08
日々の生活の中で、ストレスを感じるシーンは誰にでもあるかと思います。
ですが、仮に似た環境・境遇であっても、ストレスを感じやすい(溜めやすい)人と感じにくい(溜めにくい)人がいることは、皆さん気付かれているのではないでしょうか。
さて、この違いは一体何なのでしょうか?
どうすればストレスを感じにくい人になれるのでしょうか。
今回は、「ストレスとの向き合い方」について、詳しくご紹介をしていきたいと思います。
ストレスを溜めやすい人の傾向
【1】自己評価が低く、自分に厳しかったり、完璧主義である。
【2】時間や予定に追われていて休憩する時間がない。
【3】何ごとも我慢しがちである。2
【4】趣味や楽しめることがない。
【5】交友関係が少ない。
ストレス社会と言われる現代で、ストレス発散したくとも発散できずに悩んでいる人も多いかと思います。ストレスが溜まってしまうと、体調を崩したり、人間関係や仕事がうまくいかなかったり、時には精神的にしんどくなってしまったりとたくさんの弊害がでてしまいます。
こんなストレスを溜め込みやすい人が、どうすれば生活しやすくなるのか、少しずつ紐解いていきたいと思います。
ストレス耐性を決める6つの要素
①容量
ストレスを受け止められるキャパシティのことを指しています。
容量が大きいほどストレスに反応が出づらくなり、逆に容量が小さいと心身ともにトラブルが起きやすくなります。
②感知
“ストレスを感じ取る能力”のことを指します。
感知能力が低い人ほどストレスに強いといえ、逆に高い人(敏感な人)ほどストレスに弱いといえます。
③処理
ストレスとなる物事に直面したとき、「どう対応できるか?」という行動の差を指しています。
ストレスの原因に対して、冷静かつ臨機応変に対応できる人ほど、ストレスに強いといえます。
④経験
端的にいうなれば、“慣れ”です。
ストレスの原因のことを「ストレッサー」といいますが、経験を重ねるといずれ同じ行動にも慣れが生じてきます。
例えば、初めて接客業を経験する人は、緊張から接客に対してストレスを感じてしまうことがありますが、経験を重ねるといつしか接客に慣れて、その行為自体がストレスではなくなっていくこととなるのです。
ただし、何度も同じ失敗を繰り返すと、自信を喪失しストレス耐性が弱まってしまう可能性もあります。
ストレスを感じる環境に長く居続けると、それが積もり積もって心身に悪影響を及ぼすこともあるので、この点には十分ご注意下さい。
⑤回避
例えば、理不尽だと受け取れる内容であっても「仕事だから」などと割り切れる人もいます。
こういう人は、ストレス耐性が高いといえます。
ただし、これは性格が大きく左右したり、自律神経系や免疫系の安定とも関連性があるとされています。
心身の影響が健康であるほど、ストレスの影響は少なくなるといえるでしょう。
⑥転換
ストレッサーを、ポジティブな事柄に転換する能力のことをいいます。
例えば、同じ失敗をしたとき、「自分はダメだ…」とネガティブに捉える人もいれば、「良い経験ができた」「自分にとって成長できる機会だった」とポジティブな思考に切り替えられる人もいます。
当然、後者の方がストレス耐性が高いといえるでしょう。
ストレスの根本と向き合い、良い方向へ捉えなおすこと、これが重要になってくるのです。
うまく「ストレス」と向き合っていくには?
【対処法.1】ストレスを感じている自分に気づくこと
生きている以上、ストレスと無縁の生活を送ることは不可能といえます。
だからこそ、「自分はどういった時にストレスを感じるのか?」「ストレスを感じたときにどんな反応をするのか?」を客観的に分析して、それに合わせて対策を考える必要があります。
まずは、“自分のことを知ること”から初めてみましょう。
【対処法.2】ストレスの原因がコントロールできるものかを考えること
ストレスの原因=ストレッサーには、コントロールできるものとできないものがあります。
自分の考え方や行動が原因であるならば、その考え方を改めるだけでストレッサーを減らすことができるかもしれません。
逆に、他者や環境などはコントロールすることができないor難し場合は、「悩んでも仕方ない」と割り切る・切り替えることが重要といえます。
時間はかかるかもしれませんが、人付き合いや環境を変えるなどして、“ストレッサーから離れる”ことも大切かと思います。
【対処法.3】物事を加点主義で捉えるようにすること
物事の捉え方には、「減点主義」と「加点主義」に大きく分別されます。
減点主義というのは、失敗や問題があったときに、満点から減算していくこと。
加点主義は、意欲的な姿勢や優れた成果に注目して点数を加算していくことをいいます。
完璧主義な人ほど減点主義である人が多く「完璧以外はすべて失敗」と考えてしまう傾向にあるといえます。
そうすると、いつしか“失敗=悪いこと”と捉えるようになり、失敗ばかりに目を向けストレスを溜め込みやすくなってしまうのです。
逆に、加点主義の人は「できた物事を成功」と捉え、成功体験を増やしていく傾向にあり、失敗した物事の中から気づきや学びを得ていくため、ストレス耐性を高めていくことができるのです。
失敗ばかりに目を向けていると、それが積み重なって自信が喪失してしまいます。
難しいかと思いますが、できる限り物事はポジティブに捉えていきましょう!
【対処法.4】自分に合ったストレス解消法を見つける
どんなに人間性が高い人であっても、イラッとすることもあれば傷つくこともあるのです。
ですが、そういう人はあまり細かいことを気にしないし、ネガティブな感情を引きずり続けることがありません。
なぜなら、“自分なりのストレス解消法を理解しているから”
ストレスを感じたら、無視せずに解消させることが大切です。
このストレス解消法は、人によってやり方が異なります。
運動する人・睡眠を取る人・趣味に没頭する人などさまざまなので、自分に合ったストレス解消法を見つけ、ストレスを解消する術を身に付けていきましょう。
尚、できることならストレス解消方法は、複数持っておくことをオススメします!
いろんなことにチャレンジしてみて、自分が「楽しい!」と感じるものを取り入れてみて下さい。
まとめ
ストレス社会と言われる現在、自分が感じているよりも多いストレスを受けている人がたくさんいるのではないかと思います。自分自身がストレスを受けやすいか受けにくいかどうかは、今までの経験で理解している人も多いことでしょう。しかしどの程度ストレスを受けているのかを分かっていない人も多いため、気づかない間にメンタル不調に陥るわけです。今はネットでストレス度チェックを出来るサイトも多くあるため、そういったものを活用しながら自分の今のメンタル状態を確認し、ストレスと仕事の関係を、今一度見直してみましょう。