暑さ対策に最適!夏の物流現場で快適に過ごせる服装とは?
2025.07.01
夏の物流現場は、一年の中でも最も過酷な環境と言えます。
炎天下での荷下ろし作業や、空調の効きにくい倉庫内での仕分け作業など、
体への負担は計り知れません。
「少しでも快適に作業したい!」
「熱中症を防ぎながら、安全にも配慮したい!」
そんな現場の声に応える形で、今回は夏の物流現場で快適に過ごせる服装や
アイテムについて詳しく解説します。
暑さをしのぐための工夫はもちろん、現場での安全性や動きやすさも
両立させる方法をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
物流現場の夏はなぜ過酷なのか?
まず、なぜ物流現場の夏は特に厳しいのでしょうか。主な理由は以下の通りです。
・倉庫や物流センターは大型施設であり、冷房を効かせにくい
・出荷・荷受けなどでシャッターの開閉が多く、熱気が入りやすい
・荷物の運搬や仕分けなど、常に体を動かすため体温が上がりやすい
・作業着や保護具の着用で体感温度が上がりやすい
こうした状況で、熱中症や脱水症状を防ぐためには、服装や装備の工夫がとても重要です。
夏の物流現場で重視すべきポイント
■吸汗速乾性
夏場は大量の汗をかきます。
汗をすぐに吸収し、外へ放出して乾かす吸汗速乾性のある素材は必須です。
<一例>
・ポリエステル系のドライTシャツ
・クールマックス素材などの機能性インナー
汗が乾かないと、体温調節がうまくいかず、熱中症リスクも高まります。
インナーからしっかり対策することが大切です。
■通気性・風通しの良さ
生地の通気性も非常に重要です。
通気性のあるメッシュ素材や、ベンチレーション(通気孔)が付いた作業服を選ぶと、体に熱がこもりにくくなります。
<ポイント>
・メッシュベストや通気性のある作業ズボン
・脇や背中部分に通気孔があるジャケット
■安全性との両立
物流現場では、服装の自由度が高いとはいえ、安全面も考慮しなければなりません。
・長袖が推奨される現場 → 軽くて速乾性のある長袖シャツを選ぶ
・転倒や打撲を防ぐために肘・膝部分が補強されたタイプを使う
安全靴も通気性を重視したメッシュタイプなどが増えていますが、強度や耐久性を必ず確認しましょう。
具体的におすすめの夏用作業服・アイテム
■空調服(ファン付き作業着)
今や夏の現場では定番となった空調服。
内蔵された小型ファンが外気を取り込み、服の中に風を循環させます。
・体感温度が大幅に下がる
・バッテリーの持ち時間も改良され、1日使用可能なモデルも多数
ただし、騒音や重量感、バッテリー管理などの注意点もあるため、現場に合うモデルを選びましょう。
■冷感インナー
肌に触れたときに冷たく感じる接触冷感素材のインナーも非常に有効です。
薄手でも汗を吸収して素早く乾かすため、熱中症対策+快適性を両立します。
特に長袖タイプの冷感インナーは、
・紫外線対策
・肌のべたつき防止
にも役立ちます。
■冷却タオル・ネッククーラー
首元を冷やすのは非常に効果的です。
・水で濡らして絞るだけの冷却タオル
・バッテリー式の電動ファン付きネッククーラー
首周りの大きな血管を冷やすことで、体全体の温度を下げやすくなります。
■通気性の良い安全靴・インソール
足元は意外と熱がこもりやすい部分です。
・メッシュ素材を使った軽量安全靴
・通気性・抗菌性のあるインソール
足裏の蒸れを防ぐことで、疲労感の軽減や臭い対策にもつながります。
服装以外にもできる暑さ対策
服装の工夫だけでなく、環境や行動面での対策も大切です。
・定期的な水分・塩分補給(1日を通して少しずつ)
・作業前後のストレッチで体調管理
・日陰や休憩所でのこまめな休息
作業中はどうしても「頑張りすぎてしまう」傾向がありますが、無理をせず体調優先で行動することが大切です。
快適な服装で、安全に夏を乗り切ろう!
物流現場の夏は、本当に過酷です。
しかし、服装や装備を工夫することで、驚くほど快適に作業できるようになります。
・吸汗速乾・通気性・冷感素材を活用
・空調服や冷却グッズを取り入れる
・安全性とのバランスを考える
これらのポイントを意識して、熱中症や体調不良を防ぎながら、安全かつ快適に働ける環境を整えましょう。
最後に何より大切なのは、「無理をしないこと」。
休む勇気もプロの仕事のうちです。
皆さんが元気に夏を乗り切り、安心して仕事に集中できるよう願っています!