長時間の立ち仕事に最適なインナー・靴下の選び方
2025.07.07
~物流現場で快適に働くための必須アイテムガイド~
物流倉庫や仕分け現場、配送センターなど、
立ち仕事が中心の現場で働く皆さんにとって「何を着るか」「何を身につけるか」は、
仕事のパフォーマンスにも健康にも直結する大切なポイントです。
特に、インナーや靴下は見えない部分ながら、快適さを大きく左右します。
本コラムでは、長時間の立ち仕事でも疲れを感じにくく、
快適に過ごせるインナーと靴下の選び方を詳しくご紹介します。
【目次】
インナー選びの基本ポイント
季節別インナーの選び方
靴下選びの基本ポイント
疲労軽減・むくみ防止に役立つ着圧ソックス
素材で変わる快適さと耐久性
おすすめアイテム例
まとめ:毎日の工夫で仕事をもっと快適に
1. インナー選びの基本ポイント
物流現場は動きが多く、汗もかきやすい環境です。
そのため、インナーを選ぶときに最も重視したいのは
吸汗速乾性と動きやすさ(ストレッチ性)です。
吸汗速乾素材を選ぶ
ポリエステルやナイロンなどの合成繊維は、汗を素早く吸い取り乾燥させます。
汗冷えを防ぐためにも必須。
ストレッチ性
前かがみや腕の上げ下げなど、大きく体を動かす場面が多いため、
伸縮性の高い素材を選ぶと動作のストレスを減らせます。
フィット感
緩すぎると動きの邪魔に、きつすぎると血流を妨げるので、
ちょうどよいフィット感を探しましょう。
特に注意したいのは「コットン100%」のインナー。
コットンは肌触りは良いのですが、汗を吸っても乾きにくく、
汗冷えや蒸れの原因になりやすい点に注意が必要です。
2. 季節別インナーの選び方
春・夏:とにかく「涼しく・軽く」
・接触冷感素材やメッシュ構造のインナーが人気。
・首回りや脇部分にメッシュ加工があると通気性がさらに向上。
・汗を素早く乾かし、ベタつき防止に。
秋・冬:「保温」と「動きやすさ」の両立
・吸湿発熱素材(ヒート系インナー)を選ぶと、
動いているときはもちろん、休憩時も暖かさを保てます。
・厚手すぎると動きにくくなるので、薄手で保温性の高いタイプがおすすめ。
・静電気防止加工があると、脱ぎ着のときに不快感を減らせます。
3. 靴下選びの基本ポイント
物流現場では、一日中立ちっぱなし・歩きっぱなしという方も少なくありません。
足元の快適さが、疲労感を大きく左右します。
クッション性
足裏にパイル(タオル地)を使ったタイプは、衝撃吸収性が高く、長時間歩いても疲れにくい。
通気性
夏場は特に蒸れやすいので、メッシュ加工や吸汗速乾素材の靴下を。
丈の長さ
くるぶし丈は動きやすいですが、ふくらはぎ丈やハイソックスは
着圧機能を併用できるのでむくみ予防にも役立ちます。
滑り止め
靴の中で足がずれないよう、底にシリコンなどの滑り止めがついているタイプもおすすめ。
4. 疲労軽減・むくみ防止に役立つ着圧ソックス
着圧ソックス(コンプレッションソックス)は物流現場で働く方に非常におすすめです。
足首からふくらはぎにかけて段階的に圧力をかけ、血流をサポート。
むくみやだるさを防ぎ、翌日の足の疲労感も軽減。
長時間立ち作業をされる方にとっては「履くだけでできるセルフケア」と言えます。
ただし、強すぎる圧力は逆効果になることもあるので、
自分の足のサイズ・体調に合ったものを選びましょう。
5. 素材で変わる快適さと耐久性
インナー・靴下ともに、「どの素材を選ぶか」で快適さが大きく変わります。
素材 特徴
ポリエステル 吸汗速乾性が高く、軽量。速乾性に優れる。
ナイロン 耐久性が高く、伸縮性あり。擦れに強い。
コットン 肌触りが柔らかいが、乾きにくく汗冷えしやすい。
ポリウレタン ストレッチ性をプラスする補助素材として使用。
おすすめは「ポリエステル×ポリウレタン」の混紡素材。
動きやすさと吸汗速乾性を両立できます。
6. おすすめアイテム例(参考)
※以下はあくまで一例です。購入の際は必ず自分に合ったサイズ・仕様を確認してください。
夏用インナー:接触冷感・メッシュタイプ(例:某スポーツブランド製)
冬用インナー:薄手ヒート系インナー(例:吸湿発熱素材)
靴下:足裏パイル・メッシュコンビネーションタイプ
着圧ソックス:段階圧力設計でむくみ防止タイプ
7. まとめ:毎日の工夫で仕事をもっと快適に
物流現場での仕事は、体への負担が少なくない反面、
「着るもの」「履くもの」を工夫するだけで驚くほど快適になります。
インナーは吸汗速乾性とストレッチ性を重視。
靴下はクッション性・通気性・着圧で疲労を軽減。
季節ごとに適した素材を選ぶことも大切。
自分の体を労わることは、仕事を長く続ける秘訣でもあります。
ぜひ今日から、インナーや靴下を見直してみてはいかがでしょうか?