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物流現場の「NG服装」って?注意すべきポイントまとめ

物流現場の「NG服装」って?注意すべきポイントまとめ

2025.09.08

物流倉庫や配送センターでは、日々多くの人や荷物が動き、

常に安全と効率が求められています。

その中で意外と見落とされがちなのが 「服装のルール」 です。


「服装なんて自由でいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。

しかし物流現場には、ケガのリスクを減らす・作業効率を上げる

清潔感を保つ といった観点から、避けるべきNG服装があります。


この記事では、物流現場でよく見られるNG服装の具体例と、

その背景にある理由をわかりやすく解説します。

これから物流業界で働きたい方や、

現場の安全指導をする管理者の方にとっても役立つ内容です。


なぜ物流現場では服装が重要なのか?

物流現場では、フォークリフトや台車、コンベアなどの機械設備が稼働しています。

また、重い荷物を持ち上げたり、長時間立ち仕事をしたりするケースも多いため、

「動きやすさ」と「安全性」 は欠かせません。


もし服装に不備があると、以下のようなリスクが生じます。


・裾や紐が機械に巻き込まれる

・滑りやすい靴で転倒する

・指輪やアクセサリーが引っかかりケガをする

・清潔感がなく、衛生管理上の問題になる


つまり、物流現場における服装は単なる「身だしなみ」ではなく、

安全衛生の一部 だと考える必要があるのです。


物流現場での「NG服装」一覧


ここからは、実際の現場で注意されやすいNG服装を具体的に見ていきましょう。


1. 長すぎる裾やだぶだぶの服

NG理由:フォークリフトやコンベアに巻き込まれる危険あり。

例:極端にワイドなズボン、裾を引きずるジーンズ。

ポイント:ズボンは必ず裾上げし、足首にかからない長さに調整しましょう。


2. サンダル・クロックス・ヒール靴

NG理由:足先を荷物にぶつけたり、滑って転倒する危険が高い。

例:ビーチサンダル、オープントゥのパンプス。

ポイント:現場では基本的に安全靴(スチール先芯入り) が必須。

     最低限でもスニーカーのように足全体を覆う靴を選びましょう。


3. アクセサリー類(指輪・ネックレス・ピアスなど)

NG理由:機械や荷物に引っかかり、思わぬケガにつながる。

例:長いネックレス、大きなフープピアス。

ポイント:結婚指輪も含め、作業中は基本的に外すのがベター。


4. 帽子・フードつきパーカー

NG理由:フードの紐が機械に巻き込まれる危険性。視界が狭まるリスクも。

ポイント:寒さ対策にはフードなしの防寒着を選ぶと安心。


5. 強い香水や匂いのついた服

NG理由:食品や医薬品を扱う倉庫では衛生面で問題。

    匂いが他人の集中を妨げる場合も。

ポイント:香水・柔軟剤は控えめに。「無臭」こそが現場でのマナー。


6. 派手すぎる服装

NG理由:業務にそぐわず、周囲に不快感を与える可能性。

    特にお客様が倉庫見学に来る場合、印象を損ねる。

例:原色の迷彩柄、過度に派手なプリントTシャツ。

ポイント:現場では落ち着いた色合いの服装が望ましい。


季節ごとの服装で注意すべき点


夏場

半袖はOKだが、タンクトップやノースリーブはNG(皮膚の露出でケガしやすい)。

通気性のある作業着を選び、汗で滑らないよう手袋を併用する。


冬場

厚手のダウンやロングコートは動きにくく危険。

複数枚を重ね着し、動きやすさを確保するのが基本。


雨の日

濡れた床で滑りやすいため、防滑ソールの靴が必須。

レインコートを着る際も裾の長さに注意。


物流現場で推奨される「正しい服装」


では、実際に現場で安心して働ける服装とはどのようなものでしょうか。


上半身:ポロシャツや長袖Tシャツ(吸汗速乾タイプがおすすめ)

下半身:作業ズボンやチノパン(裾をきちんと処理)

靴:安全靴(スチール先芯入り、滑り止めソール付き)

手袋:滑り止め付きの軍手や作業用グローブ

防寒具:フードなしのジャンパー、防寒ベスト


これらは派手すぎず、かつ動きやすさと安全性を兼ね備えたスタイルです。


服装ルールを守ることは「自分と仲間を守ること」

物流の現場は、一人ひとりの小さな注意が 「大きな事故を防ぐ力」 になります。

服装ルールを守ることは、単に会社の規則に従うというよりも、

「自分自身を守り、仲間を守る」 ための行動です。


初めて物流現場で働く方は、最初に少し窮屈に感じるかもしれません。

ですが数日で慣れてしまうものですし、

正しい服装が安全で快適な仕事環境をつくる ことを実感できるはずです。


まとめ

物流現場でのNG服装は、単なる「見た目の問題」ではなく、

安全性・効率性・衛生面 に直結しています。


避けるべき服装の代表例

・裾が長すぎる服やだぶだぶのズボン

・サンダルやヒール靴

・アクセサリー類

・フード付きパーカー

・強い香水や匂いのある服

・派手すぎるデザイン


推奨される服装のポイント

・動きやすいシャツや作業ズボン

・安全靴と滑り止め手袋

・清潔感のある落ち着いた色味

・季節に応じて重ね着や通気性のある素材を工夫


物流の現場は、チームで力を合わせて動かす職場です。

だからこそ、一人ひとりの服装マナーが「安全・快適な現場づくり」につながることを意識していきましょう。