トラガールの魅力とは?
2023.01.23
トラックドライバーというと「男性の仕事」というイメージが強いかもしれません。実際にトラックドライバーとして活躍している女性はごくわずかです。
一方、ドライバー業界では慢性的な労働力不足やドライバーの高齢化が深刻化しており、そういった状況を打開するべく国土交通省が「トラガール促進プロジェクト」を推進しています。
女性トラックドライバーを「トラガール」と名付け、様々な取り組みをしており、その甲斐もあり、近年トラガールが増加しています。
こちらでは「トラガール」と呼ばれる女性ドライバーとして働く魅力について紹介していきます。
未経験でもスタートしやすい
活躍中のトラガールたちもさまざまな業種から転職してきた女性もたくさんいます。
トラック業界では、性別に関わらず働く人の多様性と人材活用に力を入れているため、経験がない方でも安心してスタートできる環境づくりをしています。
入社後しばらくは先輩ドライバーのトラックに同乗し、配送ルートや荷物の積み下ろし、取引先のお客様とのやりとりなどを丁寧に教えてくれます。
運転技術に不安がある場合も先輩の指導付きで運転練習を実施している企業もあるので、業界未経験の方でも安心してチャレンジできます。
トラックドライバーと言っても車の運転だけがお仕事ではありません。
飲食店での接客経験が取引先のお客様とのやりとりで活かされて会社からの評価につながったり、事務の経験を活かしてドライバーとしての経験を積んだ後に運転管理者にステップアップも目指せます。
経験の有無に関わらず誰にでもチャンスがあり、高収入を目指したり、経験を積んで資格を取得してキャリアアップを目指すことも可能です。
ライフスタイルに合わせて働ける
トラックドライバーと聞くとどういったイメージを持っていますか?
「長時間労働」「不規則な勤務体系」「夜勤が当たり前」・・・といったイメージをお持ちではないでしょうか。
しかし、ひと言で「トラックドライバー」と言っても仕事内容はさまざま。
早朝から昼まで・朝から夕方まで・夕方から夜中まで・・・など、運ぶ荷物や取引先によって勤務時間帯やサイクルも多岐にわたります。
「家事・育児・介護と両立させたいから、安定した勤務時間で働ける職場を選んだ」という方や、「長距離でしっかり稼ぎたい!」という方など、さまざまなトラガールが活躍しています。
ライフスタイルに合わせて働き方が選べることもトラガールの魅力です。
大型免許がなくても大丈夫!
まずは普通自動車免許で運転できる車からスタートして、
ドライバーとして経験を積みながら中型車、大型車、けん引車などの免許を取得してトラックの車両重量に合わせてステップアップできるのもトラガールの特徴。
免許取得のバックアップをしてくれる企業も多く、免許取得によって仕事の幅も広がり、収入アップも期待できます。
女性も活躍しやすい環境
トラガールの増加に伴い、採用した女性に長く働いてもらうために
トイレや更衣室などの施設改修など女性も働きやすい環境整備も進んでいます。
その他にも、分煙への取り組みや力仕事の必要ない車両整備の推奨、
未経験・ブランクがあるスタッフへの教育・研修制度の充実、福利厚生への充実など、性別を問わず、多様な人材が活躍できるよう様々な取り組みが進んでいます。
好きを仕事に!
トラガールの採用は人材不足の解消だけでなく、女性ならではの細やかな対応やコミュニケーション能力の高さから新規荷主獲得に繋がることもあります。
また、「男性の仕事」というイメージが強い業界において女性スタッフが活躍しているということは企業のイメージアップにもつながるため、女性スタッフを歓迎している企業も多くあります。
トラックドライバー経験のある女性を対象にトラガールになったきっかけについてアンケートを取ると、「運転が好き」「車が好き」「運転している姿がかっこいい」などが上位を占めていました。
「トラガール促進プロジェクト」により労働環境は改善されつつあります。
幼い頃からトラックドライバーに憧れていたけれど、男性の仕事だから・・・と諦めていた女性もこれからトラガールを目指してみてはいかがでしょうか。