物流業界で働く5つの魅力!志望動機の書き方や未経験から転職するコツも解説
2023.01.30
物流業界に興味がある、働いてみたいと考えていませんか?
物流は水道や電気・ガスと同じように、私たちの生活になくてはならない
ライフライン。
普通に生活していて一番よく見るトラックの姿を想像すれば、非常に重要なものであることは安易に想像がつくでしょう。
今回は、そんな社会になくてはならない物流業界の魅力をご紹介していきます。
未経験でも物流業界へ転職できるかどうかや、志望動機の書き方についても触れているのでぜひ参考にしてください。
物流業界の魅力
①安定している
物流業界の魅力として大きいのは、やはり安定性が高いことです。
物流は私たちの生活に必要不可欠なものですから、今後も需要はなくならない
でしょう。
特に今、コロナの影響もあってネット通販の需要が高まっているため、物流業界は目まぐるしく動いています。
どれだけ技術が発達し、AIが発達し、輸送が楽になったとしても、
物流そのものがなくなることは考えにくいのです。
衰退や倒産などを気にせず、長く働けることは魅力のひとつでしょう。
②全国いろいろところが知れる
物流業界の仕事は、全国どこにでも行く機会があります。
例えば長距離のドライバーであれば、拠点が東京であっても関西や東北地方など
遠く離れた土地に移動することが非常に多いです。
時には観光名所を通ったり、休憩時にはご当地グルメが食べられたりなど楽しみもあります。
さまざまな土地の風景やグルメなどに詳しくなり、さまざまな経験ができるでしょう。
③産業の基盤となっているためやりがいがある
私たちが生活する上で必要な食料や商品、仕事に必要な部品などが人々に行き渡るのは物流が正常に動いているからこそです。
人々の暮らしに必要なライフラインを支えられる物流業界の仕事は、大きなやりがいを感じられるでしょう。
④地方でも働ける
物流業界の仕事は地方にも求人が多くあるため「都会じゃないから働けない」
なんてことはありません。
物流の仕事は、日本各地のさまざまな場所へ荷物を届けるため、全国に営業所や
事業所があるからです。
地方在住、つまり地元の人はもちろん、都会から引っ越してきた地元以外の人でも働けます。
⑤お客様から感謝してもらえる
物流業界で働く魅力は、やはりお客様から感謝される点です。
物流業界の中でも特に個人宅へ荷物の配送を行うドライバー職は、直接お客様と話す機会も多くあります。
荷物を届けると「ありがとう」「助かりました」といった声を掛けられる機会も多いため、「自分は人の役に立っているのだ」と実感しやすいところが魅力といえるでしょう。
物流業界は未経験でも転職できる?
ここまでで、物流業界の魅力をお伝えしました。
将来性が高いこと、やりがいがあることから「物流の仕事をやってみたい」という思いを強めた人もいるでしょう。
しかしその一方で「未経験でもチャレンジできるのだろうか」と不安になった人もいるのではないでしょうか。
ここでは物流業界の経験がなくても転職できるかどうかについて解説します。
人材は喉から手が出るほど欲しい
お伝えした通り、今はネット通販の需要が高まっています。
ネット通販の需要が高まったことで小口配送が増えたため、特にドライバーの
不足が問題視されています。
企業はたくさんの人材を採用したいと考えているため、転職難易度も低めといえるでしょう。
ドライバーの仕事内容や給与、必要な免許などはこちらの記事で詳しく解説しています。
管理職を目指すなら資格取得すべき
物流業界で更に収入UPを目指すなら、管理職に就くことも考えるべきです。
そのために必要な資格は取っておくべきでしょう。
例えば物の管理の際に特別な処置が必要なものや危険物などは、それぞれ適切な
管理方法を熟知しておかなければいけません。
専門知識を必要とする管理系の資格を取得しておくと良いでしょう。
こちらの記事では、管理系も含め、物流業界で働くうえでおすすめの資格をご紹介しています。
物流業界に向いている人の特徴
物流業界に限らず、仕事に合っている人も合っていない人も存在します。
では、どのような人が物流業界にむいているのでしょうか?
使命感が強い人
物流がストップすると私たちはこれまで通りの日常を送ることは難しくなってしまいます。
社会に貢献したい、誰かの役に立つ仕事がしたいと思っている人にとってはぴったりのお仕事といえるでしょう。
逆に社会貢献意識が薄い場合は、やりがいを見いだせない場合もあります。
臨機応変に対応できる
お客様へ商品を運ぶことがお仕事のメインですが、
交通状況や災害などの影響で毎日トラブルがなくスムーズに行えるわけではありません。
突然のトラブルに慌てることなく臨機応変に対応できる人は物流業界に向いているといえるでしょう。
自身がない方も経験を積んでいくうちに身についていくので諦める必要はありませんよ。
正確・丁寧な仕事ができる人
物流業界ではたくさんの仕事がありますが、それぞれの仕事をミスなく正確に処理しないとモノの流れが止まってしまいます。
また、荷物を雑に扱って破損してしまうとお客様の信頼を失うことになり、
届いた荷物が別の物だったり、他の人の個人情報が入っていると大問題にもなりかねないため、正確・丁寧さが求められます。
細かな作業一つ一つが重要な作業であるため、細かな作業1つ1つをミスなくこなす几帳面さも求められます。
協調性がある人
物流業界は一つ一つの仕事は担当が担っていますが、その全てがつながっています。
そのため、周囲の人とコミュニケーションをとりながら作業を進めていく必要があるため、チームワークやコミュニケーションも欠かせません。
コミュニケーション能力に自信がない方も仕事をしていく中でコツはつかめてくるでしょう。
「人と関わりたい」という気持ちが大切です。
体力がある人
物流業界では体力が求められる仕事が多いといえます。
荷物にもさまざまな種類がありますが、中には重たい荷物も含まれていたり、一日中動き回ることもあります。
ドライバーであれば毎日何時間も車を運転し、事故が無いように時間厳守で荷物を届ける必要があるため、体力も集中力も必要となります。
物流業界への転職を成功させる志望動機のポイント
経験がなくても物流業界への転職を成功させるには、経験者以上に志望動機を
しっかり書かなくてはいけません。
そのためのポイントを3つご紹介します。
①なぜ物流業界を選ぶのか
物流業は、倉庫作業など私たちの生活からは見えない部分も多くあります。
そのため、採用担当者は「どうして物流業界を選んだのか?」「業務内容を
分かった上で応募してきているのか?」という部分を気にします。
業務内容をきちんと把握した上で志望したと伝わるような志望動機を書きましょう。
②なぜその企業なのか
物流会社はたくさんあります。
その中でもどうしてその企業を選んだのか?という理由は、採用担当者はとても
気にします。
ただ、物流の仕事がしたいというだけでなく、なぜその企業で物流の仕事がしたいのか、その企業のどこに魅力を感じたのかまでしっかり書きましょう。
③自分が実現したいことを書く
自分がその企業に入社した場合、仕事を通じて何をやりたいか・どんなことを実現させたいかを書きましょう。
これがしっかり書ければ「うちの会社で働くイメージがちゃんとできている」と
思ってもらえます。
物流業界で採用されるための志望動機の書き方
例文①
私は、食卓を通じて家族に幸せを感じてもらいたいと考えています。
中学生の頃、どんなに部活動がしんどくて疲れて帰宅したときにも、いつも母親が温かい夕食を準備して待ってくれていました。
そしてその回りには、いつも家族がいました。
温かいご飯と家族がいるというその空間がいつも自分に安心感を与え、また明日も頑張ろうと思わせてくれました。
そんな当たり前の食卓があるのも、物流業界で働く人々がいるからだと知り、いつしか「自分が物流に携わって、食卓から家族に幸せを与えたい」と考えるようになりました。
貴社は人と囲む食について強い理念を持っており、食によって人々の日常を豊かにしたいと考えておられます。
その理念が自分のものと重なったので、貴社を志望いたしました。
解説:会社の理念と応募者の意思がマッチしている上に、食にこだわるようになった理由も記載されているため、読みやすく伝わりやすい志望動機となっています。
例文②
私は、前職でホームセンターのスタッフとして接客や在庫管理をしていました。
貴社のドライバーの方と関わる機会も多かったのですが、ドライバーの方は皆配達時間をきっちりと守り、商品を大切に扱ってくれていたことが印象に残っています。
その姿を見て、私もドライバーの一員として人々の生活に役に立ちたいと考え、転職を決意いたしました。
ホームセンターではさまざまな商品や資材を運ぶこともあり、またたくさんのお客様と接してきたため、体力とコミュニケーション能力には自信があります。
これまでの経験を貴社で生かし、ドライバーとして貢献できればと思っております。
解説:ドライバーは体力やコミュニケーション能力も求められます。この志望動機では、物流業界で求められることに対して、自分がしっかり対応できることが記載されています。
その企業を志望した理由もしっかり書かれているため、意欲も伝わりやすい内容です。
まとめ
今回は、物流業界の魅力と転職に関する解説をしました。
物流業界は人手が需要に追いついていないため、たとえ未経験でも転職しやすいです。
魅力を理解した上で、自分がなぜ物流業界で働きたいのか、なぜその会社が
いいのか、自分は何ができるのかをしっかり見極められれば、物流業界への転職も有利に進めていけるでしょう。