【気になる軽作業】ピッキング作業を効率よくこなすポイント
2024.06.18
ピッキング作業は正確性と迅速性が求められるタスクです。効率を高め、ミスを最小限に抑えるためには、いくつかの有効な対策があります。作業をスムーズに進め、ミスなく1日を終えることで得られる達成感は大きいでしょう。
ピッキング作業の効率を向上させ、ミスを減らすためには、作業場の整理整頓、トレーニングとスキル向上、ピッキングルートの最適化、チームコミュニケーションの強化などがカギになってきます。
それではもう少し詳しく見ていきましょう。
ピッキングの仕事の種類
ピッキング作業にはさまざまな手法があります。
以下に、主なピッキングの仕事の種類を紹介します。
■紙の伝票を使ったピッキング
出荷指示書や注文書などの紙ベースのリストを使用します。これはリストピッキングとしても知られており、倉庫内の棚から品物と数量を探し出す基本的な方法です。
■ハンディ(ハンディターミナル)を使ったピッキング
ハンディターミナルを使用してバーコードをスキャンしていく方法です。デジタルピッキングシステムとしても知られており、出荷指示と実際にスキャンされた品物をシステム上で照合するため、ミスが少なく正確なピッキングが可能です。
■可動式の棚が動いてくる場合
可動式の棚が導入されている倉庫では、商品棚がピッキング担当者のもとへ動いてきます。これにより、ピッキング作業にかかるプロセスが省略され、同じ時間でも多くのピッキングが可能となります。
■デジタルカートピッキング
台車や棚に表示された出荷指示に従って品物を集め、各場所へ配分する方法です。紙を使用せず、ペーパーレスになるだけでなく、ハンディを持ち歩かないため片手が塞がることもありません。
作業効率化のポイント
①倉庫内の棚の地図を把握する
倉庫内の地図を把握し、「どこに何があるのか」を知ることで作業をスムーズに進めることができます。特に大規模な倉庫では地図の把握が作業効率の鍵となります。
②最短のピッキングルートを計画する
出荷指示が出たら、品物の位置や棚の関係から最短ルートを考えます。常に最短ルートを移動できるようなスキルを身につけることで、効率的なピッキングが可能となります。
③歩く速度を考慮する
広い倉庫では歩く速度がピッキング作業の効率に直結します。走らずに速やかに移動し、衝突や転倒を防ぎながら作業を行います。
④数を素早く正確に数える
品物の数を迅速かつ正確に数えることで、作業効率を向上させます。集中して手順をこなし、ミスを最小限に抑えます。
⑤周囲のスタッフに確認する
商品が見当たらない場合や疑問が生じた場合は、周囲のスタッフにすぐに確認しましょう。協力することで効率的に作業を進めることができます。
⑥作業ペースを調節する
1日を通して体力が持続するよう、作業ペースを調節します。無理なく効率的に作業を行うことが重要です。
⑦歩きやすい靴を選ぶ
歩きやすい靴を選ぶことも作業効率化のポイントです。長時間の作業でも快適に移動できるよう、適切な靴を選びます。
ミスをなくすための3つのコツとは?
ピッキング作業において、ミスを最小限に抑えることは極めて重要です。なぜなら、ミスが発生すると作業のやり直しが必要になり、効率性が損なわれるからです。ミスを減らすためには、次の3つのポイントに注意することが大切です。
①作業手順や指示の厳守
作業手順や指示を正確に守ることが不可欠です。特に慣れてくると、手順を簡略化しようとする誘惑に駆られることがありますが、基本をおろそかにすることはミスを招きます。倉庫内でのルールや作業手順は異なる場合もあるので、自己判断せずに指示に従うことが肝要です。
②類似商品の注意深い確認
類似した商品がある場合、特に慎重な確認が必要です。形状やサイズ、JANコードなどを注意深く確認し、間違いを防ぎましょう。似た商品が近くにあることも多いため、混同を避けるためにも事前に商品を確認しておくことが重要です。
<ちょこっとメモ>
JANコードは指差し確認をすることは基本中の基本です。特に下4ケタをしっかり確認することを忘れないようにしましょう。迅速な作業をするのは第一ですが、何度も伝票を確認することがポイントです。
③未経験者でも注意する商品の把握
未経験者であっても、間違いは誰にでも起こり得ます。特に初めてピッキングする商品は慎重に扱う必要があります。似たような商品があるかどうかをチェックし、可能であれば似た商品を確認しておくことが役立ちます。事前の準備と注意深い作業が、ミスを防ぐ上で重要です。
ピッキング作業のメリットとは
上記では難しいお話も多かったとは思いますが、ピッキング作業には、さまざまなメリットがあります。
■集中力の向上
作業は単純かつ繰り返し行われるため、自然と集中力が養われます。目標を立てたり、効率的に作業を進めたりすることで、より高い集中力を身に付けることができます。
■人間関係のストレスが少ない
ピッキング作業では、接客やコミュニケーションが必要ありません。初めは質問があるかもしれませんが、慣れてくるとほぼ一人で作業を進めることができます。人間関係によるストレスが少ないのも特長です。
■運動不足の解消
倉庫内を歩き回るため、作業中は常に身体を動かします。このため、仕事をしながら運動不足も解消されます。倉庫の規模や作業時間に応じて、さらに運動量が増える場合もあります。
■夜勤シフトでの給与アップ
ピッキング作業には夜間シフトが多くあります。夜勤の場合、時給が昼間よりも高いことが一般的であり、稼ぎたい人にとっては魅力的な選択肢です。夜型の人や、短期間で集中して収入を得たい人にもピッキング作業は適しています。
まとめ
ピッキングは倉庫や工場などで商品を選定して集めるのが主な仕事です。未経験でも可能ですが、業種によっては仕分け作業もあり、やりがいのある仕事といえます。ピッキングのポイントは正確で迅速な作業ができることです。体力も求められる仕事であり、頭だけでなく体を動かす仕事をしたい人に向いているでしょう。効率的に動いて楽しみながら仕事をしましょう。をしたい人は、ぜひピッキングの派遣求人に応募してみてください。