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梅雨時期の物流現場、服装で差がつく快適さとは?

梅雨時期の物流現場、服装で差がつく快適さとは?

2025.05.12

日本の夏の入り口とも言える梅雨の時期。

6月から7月にかけて続く長雨の季節は、

物流現場にとってさまざまな悩みがつきものです。

湿度の高さ、温度の上昇、急な天候の変化により、

作業効率や安全性が大きく左右されることもあります。


今回は、そんな梅雨の時期における「服装選び」に焦点を当て、

快適に働くための工夫やおすすめのアイテム、

さらには現場管理者の視点で取り入れたい配慮について解説します。


■ 梅雨時期の物流現場に潜む「不快」の要因

まずは、梅雨の時期に物流現場で働くうえで

発生しやすい不快要素を整理してみましょう。


1. 高湿度による蒸れや汗

雨が降ることで気温が下がる日もありますが、湿度は高く、

蒸し暑さを感じる日が多くなります。

身体にまとわりつくような汗や、服の中の蒸れは作業中のストレスを増加させます。


2. 気温の寒暖差

朝晩は肌寒く感じることもあれば、日中は30度近くまで気温が上がることも。

一日を通して快適に過ごせる服装の調整が難しいのが梅雨の特徴です。


3. 雨による衣服の濡れや足元の悪化

屋外での作業やトラック乗降があるスタッフにとって、

雨に濡れることは避けづらい課題。

濡れた服は体温を奪うだけでなく、長時間着ていると肌トラブルの原因にもなります。


■ 快適さは「服装選び」で大きく変わる

これらの不快要因を少しでも軽減するためには、服装の工夫が重要です。

とくに「吸汗速乾性」「通気性」「撥水性」の3つを

意識したアイテム選びがポイントになります。


◆ 吸汗速乾素材のインナーは必須

汗をかいた状態で長時間作業を続けると、体力の消耗が早まり、

集中力の低下にもつながります。

そこで役立つのが、吸汗速乾素材のインナー。

肌に触れる部分の湿気をすばやく吸い取り、外へと逃がすことで、

ドライな着心地をキープしてくれます。


<おすすめポイント>

化学繊維(ポリエステル、ナイロン系)を使用したスポーツ用インナー

抗菌・防臭機能付きのものは長時間作業にも◎


◆ 通気性に優れた作業服でムレ防止

上着や作業ズボンには通気性のあるメッシュ構造のものや、

背中・脇部分にベンチレーション(通気孔)がある作業服を選ぶと効果的です。


夏用の薄手作業服の導入は、現場全体の快適性を上げるためにも効果的。

企業側が支給するユニフォームにも、季節ごとの機能性を取り入れると良いでしょう。


◆ 撥水・防水アイテムで「濡れ」を防ぐ

特に外での作業が多い方やトラック運転手には、

撥水加工の上着やレインウェアが重宝します。

完全防水のレインコートではなく、軽量で蒸れにくい素材を選ぶのがコツです。


梅雨用の作業服選びでは、濡れてもすぐ乾く素材かどうかも重要な判断基準です。


■ 足元の工夫も快適さのカギ

梅雨時期に見落としがちなのが、足元の装備。

濡れた地面や滑りやすい床での作業は、転倒事故のリスクも高くなります。


● 滑りにくい靴底の安全靴

通常の安全靴に比べて、耐滑性の高いソールを採用したものがおすすめです。

油や水に強い素材を選ぶと、より安心です。


● 通気性・速乾性の中敷きや靴下

靴の中が蒸れると不快感が増すだけでなく、足のにおいや水虫などの原因にも。

吸湿性・通気性に優れた中敷きや、

メッシュ素材の靴下などで足元の快適さをサポートしましょう。


■ 快適な服装は「安全性」にもつながる

梅雨の時期に快適な服装を心がけることは、

単なる“働きやすさ”のためだけではありません。

実は、安全性の確保という観点からも非常に重要です。


・集中力の維持

蒸れや不快感があると、どうしても注意力が散漫になります。

適切な服装で快適な環境を整えることが、事故防止に直結します。


・ヒートストレスの軽減

湿度が高い中での過度な発汗や熱のこもりは、熱中症や脱水症状の引き金になります。

とくに屋内現場でも油断せず、服装と水分補給の両面で対策が必要です。


■ 現場管理者としての取り組み

現場で働くスタッフ全員が、自発的に快適な服装を整えるのは簡単ではありません。

管理者や企業のサポート体制が大きな役割を果たします。


◎ ユニフォームの夏仕様を支給する

通気性や速乾性に優れた夏用ユニフォームの導入は、現場の快適性を底上げします。

従業員満足度の向上にもつながる投資です。


◎ 更衣室や換気設備の整備

汗をかいた後にすぐに着替えられる環境の整備も、

衛生的かつ快適な現場づくりに欠かせません。

送風機やスポットクーラーの設置も効果的です。


◎ 情報共有と教育

「快適な服装選び」が重要であることを、

朝礼や掲示物などを通じて発信することも有効です。

実際に着用したスタッフの声を共有することで、全体への浸透が図れます。


■ まとめ:服装で“差”がつく梅雨の現場

梅雨の物流現場は、想像以上に作業者の身体に負担をかけます。

だからこそ、服装ひとつで生産性や安全性が大きく変わるのです。


現場で働く皆さんにとって「今日の作業も頑張ろう」と思えるような

快適な環境作りの第一歩として、「適切な服装選び」をぜひ意識してみてください。