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物流業界で出世!作業内容はどう変わる?キャリアアップに必要な資格も合わせてご紹介

物流業界で出世!作業内容はどう変わる?キャリアアップに必要な資格も合わせてご紹介

2021.08.02

物流業界で長く働くためには、自分がどうキャリアを積んでいきたいのかを考える必要があります。


管理職に就くのか?

資格を取って仕事の幅を広げるのか?

スタッフをまとめる主任等になるのか?


など、キャリアアップするための道はたくさんあります。

ただ、道はたくさんあっても「この道に進んだことは正しかった」と思えるようにするためには、キャリアアップすることでどんな作業になるのか、キャリアアップするためには何をすればいいのかを理解することが大事です。


今回は、物流業界でのキャリア形成について解説していきます。


物流業界でのキャリアアップ後の仕事内容

トラックドライバー

物流業界のトラック運転手は、運転手から主任、ドライバーを管理する

運行管理者、営業所長や支店長とキャリアアップしていくのが一般的です。

しかし、「貨物自動車運送事業法」で、運行管理者は一人につきトラック29台まで管理できるとされているため、ほとんどは一人で管理できてしまっているのが

現状。

運行管理者の数が限られているため、その限られた中で運行管理者のポストを手に入れなければ、ずっとドライバーのままになります。


そのため、40・50と年齢を重ねてもドライバーのままという人はざらにいます。

だからこそ若いうちから「●歳で運行管理者になって、●歳までには所長になる」といった、キャリアアップのプランを早くから立てておく必要があります。


ただもちろん、ドライバーとしてたくさん免許を取ったり、後輩への指導を

積極的に行ったりなどの努力を続けることで、運行管理者に出世するという手も

あります。

数少ないポストを手に入れるためには、業務改善などを提案できるような存在に

なる必要があるでしょう。


軽作業(倉庫)スタッフ

ピッキング、検査、梱包など、主に入出荷の作業に携わる倉庫スタッフ。

続けるにつれ、物の場所や効率的に作業を進める方法などが分かってきて、後から入ってくるスタッフの教育を任されるようになるでしょう。

そうなると、ゆくゆくはスタッフの出勤時の点呼やシフト作成など、倉庫で働く

スタッフ全員をまとめるような「倉庫内リーダー」にキャリアアップできる可能性があります。


また、フォークリフトの資格を取得することも、作業の幅が広がり収入や待遇UPが見込めます。

また、フォークリフトで倉庫中を回ることで、倉庫のことが何でも分かるように

なったからと倉庫内の管理を任されるようになったという例もあります。


物流事務

入庫商品のデータ入力、ドライバーの対応、出荷商品の伝票作成など、物流業界の縁の下の力持ち的な存在である物流事務。

例えば簿記の資格を取れば、日々の物流業務を支えるだけでなく、経理を含めた

事務全般を任されるようになればキャリアアップができます。


物流業界のキャリアアップに役立つ資格

ここまでで、物流業界でキャリアアップをするとどんな仕事内容になっていくのかご紹介しました。

しかしキャリアアップするためには必要な資格があります。

一つずつご紹介していきましょう。


①運行管理者(貨物)

ドライバーからもっとキャリアアップを目指すならおすすめの資格です。


この資格では、運送会社での安全を確保する判断力・ドライバーに適切な指示を

与える指導力が求められます。

受験の条件は、「運行管理に関して1年以上の実務経験がある」「基礎講習を終了している」、この2つのどちらかを満たしている必要があります。


主に運送会社で安全な輸送を行うための「指導」に関係している資格のため、

運送会社での管理職になる条件として設けている企業もあります。


②フォークリフト運転技能者(国家資格)

倉庫内で働く人たちにおすすめしたい資格です。


フォークリフトは、荷物の保管・荷役など倉庫内での作業で必要です。

難易度は比較的優しく、研修をしっかり受け、きちんと勉強すればほぼ合格します。

費用は2~5万円ほどで、企業によっては資格取得にかかる費用を負担してくれる

ところもあります。

これがあれば、倉庫内業務で活躍できるでしょう。


③危険物取扱者

危険物取扱者は、薬品・ガソリンなどの危険物を一定数量以上取り扱う際に必要な資格です。

タンクローリーや危険物などの配送を行うドライバーにとっては必須の

資格ですが、倉庫内業務でも会社によっては危険物を取り扱うこともあります。

そのため、持っていれば重宝はされるでしょう。


危険物取扱者には甲種・乙種・丙種の3種類あり、それぞれの免状で取扱いのできる危険物の種類が違います。

合格率は甲種で約40%、乙種で約45%、丙種で約51%ほど。

費用は3700円~6600円で、難しいものほど高くなります。


④衛生管理者

衛生管理者は、従業員が50人以上いる事業所では必ず必要となります。

従業員が50人以上いる企業で管理職に就きたいのなら、取っておきましょう。

従業員の健康管理、作業環境の管理などを行うための知識が身に付きます。


⑤物流技術管理士

物流業界で働く人たちにおすすめしたい資格です。


この資格は、物流のみならず資材調達・生産支援・保管・輸送などの全般の管理を行なっていくことを目指すためのものです。

物流の全領域に必要な専門知識を学ぶことができるため、これまでに数多くの方が資格を取得しています。


⑥倉庫管理主任者(民間資格)

こちらも、物流業界で働く人たちにおすすめしたい資格です。


この資格は、倉庫内の火災防止や安全作業、作業員の労務管理関連の業務に携わる人に必要となります。

倉庫業法では、倉庫業者に対して倉庫管理主任者の選任を義務付けているため、

資格を持っている人は重宝されます。

試験はなく、5時間〜6時間半ほどの講習を受けることで取得できます。

1日で取得することができるので、比較的簡単に取得できる資格だといえるでしょう。


まとめ

今回は、物流業界でのキャリア形成について解説しました。

これから物流業界で仕事をしていこうと考えている人は、キャリアアップすることでどんな仕事内容になっていくのかを理解しましょう。

その上で、必要な資格を取ってキャリアアップを目指すと良いです。


もちろん、ずっとドライバーとして運転していたい、倉庫内で現場として働きたいと考えるのも間違いではありません。

あなたの人生は、あなたのものです。

しかし、早いうちからキャリア形成することは、何十年後、自分に良い結果と

なって返ってきます。

「物流業界で働く自分」についてしっかり考えてみましょう。