ルート配送がきついって本当?その理由は?
2021.01.25
ルート配送という仕事は、トラックの種類によって異なるものの、車の免許があればできるため、未経験であっても挑戦しやすいです。
更に今は、インターネットの通販事業が拡大している影響か年々需要が高まってきているため、狙いどころであると言えるでしょう。
しかしそうやって挑戦しやすい仕事である一方で、ルート配送はきついという話も聞きます。
ルート配送とはいったいどんな仕事で、どういう部分にきつさを感じるのでしょうか?
【ルート配送の仕事内容とは?】
ルート配送とは、配達先が固定されている配送のこと。
倉庫や配送センターで積んだ荷物を、スーパーやコンビニなど様々な配送先を順番に巡って、指定された時間までに納品していく仕事です。
働く時間帯は日勤・夜勤と様々です。
距離は短距離から中距離であることが多く、1日あたり数件~十数件配送先を回ります。
【ルート配送がきつい理由】
①残業が多い場合もある
ルート配送は、1日でまわる納品先が決まっています。
配達に大幅な遅れが出たとしても、翌日へ持ち越すことはできないため、残業してでもすべての配送をやり切らなければいけません。
特に繁忙期は荷物も増え、時間通りに進められないこともよくあります。
さらに、配送を終えて会社に戻っても翌日の準備に追われます。
その会社の人数や状況にもよりますが、人手が足りないと他のスタッフを手伝うよう指示されることもあります。
その時は、例え自分の業務が終わっていても仕事をしなければなりません。
そのため、退社時間がどうしても遅くなってしまい、体力的にきついと感じる人も多いです。
②重い荷物の積み下ろしが大変
ルート配送は毎日たくさんの荷物を配達するため、当然中には重い荷物もあります。
大きさによってはリフトを使って降ろすということもありますが、基本的には手作業です。
重い荷物の積み下ろしという重労働を毎日こなし、体への負担をかけ続けた結果、腰痛になることも珍しくありません。
そのため、体力に自信のある人じゃないときついと感じてしまうでしょう。
③天候や交通事情で効率が下がる
運転することが仕事の大半であれば、渋滞や大雨や大雪など天候の影響で時間がかかるという経験は必ずあります。
渋滞の場合だと、もしそこが普段から混みやすい場所であれば前もって避けて別ルートで行くということもできますが、事故など予測できない突発的な渋滞ではどうすることもできません。
自分自身で防いだり努力ができない理由で効率が下がり、思うようにいかないことが続くときついと感じてしまうでしょう。
④思ったより稼げない
ルート配送は、配達先が予め決まっているため、基本的には給料は歩合制ではなく毎月固定となります。
ルート配送ドライバーの平均月収は30万円程度、賞与がなければ年収360万円、あっても450万円ぐらいが一般的です。
もちろんその会社の規模や業績によりますが、高いとは言い難い金額です。
きつい割には稼げないと感じることもあるでしょう。
⑤一人の時間が多い
運転中はもちろん一人なので、人と話す機会は多くありません。
配達先のスタッフと少し話す程度で、基本的には一人で黙々と運転し、積み下ろしも行ないます。
さらに、会社に戻っても同僚と話す時間は限られています。
一人の時間が嫌いな人、話し相手がいないと退屈に感じてしまう人にとってはきつい仕事と言えるでしょう。
【終わりに】
ルート配送はきついと感じる人がいるのは事実ですが、ルート配送を仕事にしている人全てがそう思っているわけではありません。
仕事によって給料や仕事内容等が違うためきついと感じるポイントは違いますし、工夫や働き方次第で状況を変えられることもあります。
実際には長く続けている人も大勢いますし、この仕事に興味があるのなら、先入観だけで判断せずぜひ一度挑戦してみてください。