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女性のトラックドライバー増加中!?トラガールへ転職のコツを解説

女性のトラックドライバー増加中!?トラガールへ転職のコツを解説

2023.04.17

「男性の仕事」というイメージが強かったトラックドライバーのお仕事ですが、近年では、ドライバー業界の慢性的な人材不足が深刻化しており、女性トラックドライバーを募集している企業も多く、増加傾向にあると言われています。

今回は女性ドライバーの現状、転職のコツについて解説していきます。


女性トラックドライバーの割合は?

平成28年の国土交通省の調査によると、全産業の女性就労者の割合が約 43%であるのに対して、トラック運送業の女性就労者の割合は約 18%と低く、そのうち女性のトラックドライバーになるとその割合は 3%に満たない状況にあり、増加傾向にあってもまだ多いとは言えません。


しかし大型免許を持っている女性は13万人以上と、ドライバーを仕事にできる女性は一定数いると考えられており、女性のトラック運転手を増やすために国土交通省が発表した「トラガール促進プロジェクト」により、女性が働きやすい環境が整えられつつあります。


女性トラックドライバーの割合は増えつつある

ドライバー業界では慢性的な労働力不足やドライバーの高齢化が深刻化しており、そういった状況を打開するべく国土交通省が「トラガール促進プロジェクト」を推進しています。


・「トラガール促進プロジェクト」の影響

「トラガール促進プロジェクト」は、元気に活躍するトラガールを社会に広く発信することで、トラガールを目指す女性の道しるべとなるとともに、経営者や荷主に新しい視点を提供し、業界のイメージ改革を図るための取組です。


プロジェクトのホームページでは、現役の女性ドライバーの生の声を掲載したり、トラックを運転するための各免許の取得方法を紹介して興味を持っている女性がドライバーを目指せるようにするといったプロジェクト内容です。


このプロジェクトは女性ドライバーを応援するだけでなく、雇用してもらう企業を増やすために女性ドライバーを雇用するメリットや、助成金についても発信しています。


・女性も活躍しやすい環境

トラガール促進プロジェクトにより、トイレや更衣室などの施設改修など女性も働きやすい環境整備も進んでいます。

その他にも、分煙への取り組みや力仕事の必要ない車両整備の推奨、未経験・ブランクがあるスタッフへの教育・研修制度の充実、福利厚生への充実など、性別を問わず、多様な人材が活躍できるよう様々な取り組みが進んでいます。


企業にとっても女性ドライバーの採用は大歓迎

「トラガール促進プロジェクト」など、国をあげて女性ドライバーを増やす取り組みをしていますが、企業側はどういった印象を持っているのでしょうか?


前述したとおり、「男性の仕事」というイメージが強いトラックドライバーのお仕事ですが、女性特有の細やかな気配りやコミュニケーション能力、丁寧な運転などが顧客からの評価も高く、女性ドライバーの活躍により企業のイメージアップにもつながるため、女性スタッフを歓迎している企業も多くあります。


女性ドライバーの給料はどれくらい?

男性の平均年収は440万円、女性の平均年収は350万円となっています。

男性の方が給料が高く見えますが、この差は長く勤めている男性が多い点や育児等の理由で時短勤務をしている女性がいることが関係しています。


また、トラックのサイズでも給料は変わってきます。大きい車両であるほど経験や技術、免許の取得なども必要となり給料が良くなる傾向にあります。


トラガールへ転職のコツ

前述したとおり、ドライバー業界では慢性的な労働力不足が深刻化しており、人材確保が難しく、40代・50代の未経験者も歓迎している企業も増えています。

こちらでは、女性がトラックドライバーへ転職する時のコツについて紹介します。


・女性ドライバーがいる企業を探す

すでに女性ドライバーが活躍している職場であれば、働く環境や制度が整えられていることが多く、働きやすい職場である可能性が高くなります。


・「女性活躍中」の文言を探す

気になる求人があっても“女性でも大丈夫かな?”と感じることがあるかもしれません。その場合は「女性活躍中」といった文言がある求人をチェックしましょう。


法律で性別を限定した募集が禁止されているため、求人に「女性募集」と記載することができず、女性を募集したい時に「女性活躍中」と記載するケースがあります。

「女性活躍中」と記載されている求人であれば女性を募集している場合が多く、採用につながる確率が高くなります。


・福利厚生が充実している企業を探す

女性が長く働く上で産休・育休制度や時短勤務等の制度があるということは大事なポイントとなります。

結婚・出産・子育てなどの女性にとって重要なライフイベントに合わせた働き方ができない企業であれば、働きやすい環境とは言えず、長く働くことも難しい可能性が高いと考えられます。


・免許取得支援制度のある企業を探す

普通自動車免許で運転できるトラックもありますが、大型トラックになると大型自動車免許が必要になります。

まずは普通自動車免許で運転できる車からスタートして、ドライバーとして経験を積みながら中型車、大型車、けん引車などの免許取得を支援してくれる企業も増えてきています。

免許取得によって仕事の幅も広がり、収入アップも期待できるため免許取得の支援制度がある企業を探すとよいでしょう。



まとめ

今回は、トラガールへ転職のコツを解説していきました。

「トラガール促進プロジェクト」により、女性のトラックドライバーへの転職は後押しされており、労働環境も改善されつつあります。


女性歓迎の求人もどんどん増えてきていますが、女性が活躍できる環境が整っていない会社もあるのであなたに合った働きやすい企業を見分けるにはコツが必要です。


トラック運転手を目指す女性は応募条件をして、気になることがあれば面接などで会社に行った時に確認するようにしましょう。

あなたが働きたいと思える環境がある企業を探すことが、転職成功の近道となります。