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物流コストとは?かかる費用の内容や削減するための方法をわかりやすく解説!

物流コストとは?かかる費用の内容や削減するための方法をわかりやすく解説!

2021.02.02

商品の輸送費、商品を保管する場所、シール貼りやタグ付けなどの流通加工…

これらの物流業務には、必ず「物流コスト」という費用が発生しています。

ECサイトが発達する今、お客様に商品を正確かつスピーディに届けなくては信頼を得ることができません。

しかし、確性やスピードを重視すると、コストも当然かかってしまうため、

多くの企業が物流コストをどう削減していけばいいか頭を悩ませています。

この記事では、物流コストの内訳を詳しく解説するとともに、

コストを削減するための方法もご紹介していきます。


●物流コストとは?


物流コストとは、物流業務において発生するコストのことです。

商品の輸送費、人件費など、生産者と消費者の間にモノの流れがあれば、

必ずそれに要するコストがかかってきます。

主な物流コストは下記の4つです。


運送・輸送費


運送・輸送費とは、モノを目的地まで運ぶための費用を指します。

最大積載量や距離などによって決まる「チャーター機の運賃」、

運賃表を元に決める「宅配事業者による運賃」、

国内外に送る時の「航空便の運賃」、

船で海外へ運ぶ時の「上輸送の運賃」などがあります。

この費用は、企業の利益を左右する部分であると言われています。


保管費


保管費とは、モノを倉庫などに保管するための費用を指します。

管理にかかる費用はもちろん、保管する場所を借りるための費用や、

在庫管理や荷物の搬出・搬入にかかる費用も含まれます。


荷役費


荷役費とは、倉庫や物流センターなどからモノを入荷・出荷時に発生する費用のことです。

また、倉庫・物流センター内で行う梱包にかかる費用や、

シール貼りやタグ付けなどモノを市場へ流通させるためにかかる費用なども含まれます。

輸出時にかかる通関料、取扱手数料、

関税などの輸出にかかる諸々の経費もこれにあたります。


管理費


管理費とは、物流を管理するのにかかる費用のことを言います。

「社内物流費」と「調達物流費」の2種類があり、

社内物流費は製品化される前の物流コスト、

調達物流費は製品にかかる原材料を調達するための物流コストを指します。


●物流コストの削減方法


・倉庫内の作業ルールを決める


どういう順でピッキングしていくのか、集めてきたモノはどこに置くのかなど、

倉庫内での作業を細かくルール決めすることが、物流コストの削減に繋がります。

ルールがないとモノが倉庫内に乱立し、管理がその場しのぎになってしまいます。

ルールを決めて、工程や納品要件などを可視化することで、

物流コストを削減することができます。


ルール決めには、5S活動」という製造業における工場改善の基本的な考え方を

参考にすると良いでしょう。

整理:不要なものを捨て、必要なものと区別する(探す手間が省ける)

整頓:必要なもの決められた場所へ配置する(探す手間が省ける)

清掃:作業場を綺麗にしておく(非常や不具合を見つけやすくするため)

清潔:上の3つを行い清潔な状態を保つ

しつけ:上の4つのことを、働くスタッフに教えて実践させる


・モノの保管スペースを活用的に行う


モノの在庫数が多すぎると、それだけスペースも必要となり、

保管費用もかかります。

ただただ在庫を多く持つのではなく、適正な在庫数を保つことで

無駄な保管費を削減することができます。


・物流管理システムを導入する


輸送、保管、荷役、包装、流通加工などの物流の一連の流れを管理し、

検品や配車管理などの業務が自動化されるのが物流管理システムです。

システム導入で自動化されることで得られるメリットとしては、

人的ミスが減り、作業効率が上がること、物流業務に関する人的コストの削減、

倉庫回転率の向上といったことが挙げられます。


・業務をアウトソーシングする


これまでご紹介した対策が難しい場合は、業務自体を外部へお願いするという手もあります。

アウトソーシングをすることで、専門知識がなくても物流コストを削減できますし、

他の業務により集中できたり、別のことに費用を回したりといったことも可能です。

ただし、アウトソーシング先によって提供できるサービスが異なるため、

自分たちが削減したい部分が本当にできるのかどうかを

しっかり確認する必要があります。


●まとめ


物流業務でかかる費用を削減できれば、利益もそれだけ得ることに繋がります。

作業ルールを決めたり、管理システムを導入したりなどして物流業務を効率化させましょう。

自社内で無理であれば、アウトソーシングを行うのも一つの手です。

もちろんどちらでもメリットデメリットがあるので、

どこに一番コストがかかっているのかを把握し、

最適なサービス・企業を選ぶようにしましょう。