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最新の物流倉庫事情とは?ロボットと共に働く未来型倉庫の実態!

最新の物流倉庫事情とは?ロボットと共に働く未来型倉庫の実態!

2021.01.25

Amazonや楽天・ZOZOTOWNと大手のオンラインショップが、即日配達・当日配達サービスを提供したことから、今では購入してすぐ商品が届くことが当たり前となっています。


ただ、商品がすぐ届くことは購入者からすると便利ですが、物流倉庫や

配送ドライバーは大変です。

かなり忙しくなったといえるでしょう。


今回は、物流倉庫で働く人たちの労働負担を減らすため、次々と導入されている

ロボットについてご紹介します!


物流倉庫で導入されているロボット

Amazon Robotics(アマゾンロボティクス)

Amazon Roboticsは、日本で初めて導入されたロボットです。


世界最大級のインターネット通販サイトAmazonは、作業スピード・効率を上げ

即日配達を可能にしています。


これまでのピッキング作業は、作業者が該当する棚の場所まで移動し、商品を

ピックアップしていました。

しかし、Amazon Robotics(アマゾンロボティクス)導入倉庫では移動するのは

人ではありません。


ロボットが棚を持って人のところまでやってくるので、人はほとんど移動する必要がなく、効率的に入出庫ができます。


Cardinal(カーディナル)

Cardinalも、Amazonが開発した仕分け作業を支援するロボットです。

固定型のロボットで、手の部分が吸着カップになった長いアームの形をしています。


コンベアで流れてくる荷物の中から一度に1つの荷物を取り上げ、ラベルを

読み取って車輪付きコンテナに積みます。


人間が重い荷物を動かす際、体をねじったり向きを変えたりといった動きが必要ですが、Amazonはこのロボットによって従業員の怪我のリスクが軽減されると考えています。


Amazonは、2023年までにCardinalを倉庫で使えるようにしたいと考えており、2022年6月時点、約22.7kgの荷物を持ち上げるためのテストが行われています。


Butler(バトラー)

Amazonと同等か、それ以上にロボット倉庫で注目を集めているのが、インテリア小売業大手のニトリが導入している自動搬送ロボット「Butler(バトラー)」です。


バトラーが採用する仕組みは、Amazon Roboticsと同じようにラックを背負って

ロボットが移動するというもの。

ニトリの物流子会社であるホームロジスティクス社は、バトラーの導入により、

人がピッキング作業を行っていたのに比べ、4.2倍の効率を達成したと発表しています。


AutoStore(オートストア)

ニトリの西日本通販発送センターにバトラーが導入された一方で、東日本の

物流倉庫には別のロボットが導入されました。

それが「AutoStore(オートストア)」です。


オートストアはAmazon Roboticsやバトラーとは全く構造が異なります。

格子状に組まれたグリッドと呼ばれるレールの上を、複数のロボットが縦横無尽に移動します。

グリッドの下にはコンテナがぎっしり積まれていて、これをロボットが釣り上げて搬送する仕組みです。


コンテナを隙間なく詰め込めるため、バトラーに比べ高密度の保管ができます。

また、ラックを移動させるのではなく、コンテナを抱えるようにレール上を

移動するため、高速搬送が可能です。


ロボットと働く未来型倉庫

物流倉庫は敷地が広く、商品を取りに行くだけでもかなりの距離を歩く必要があるため体力を求められます。

そのためスタッフの入れ替わりが激しく、定着率の問題が起きていました。


ですが、ロボットを導入することにより体の負担を軽減でき、業務スピード向上の実現化を可能にしています。


また、ロボットであるため、しっかり作業内容をプログラミングしておけばミスを抑えられます。

ミスを減らせられれば、作業の質を一定に保てるでしょう。


ロボット導入はデメリットもある

当然ながら、ロボット導入にはお金がかかります。

ロボットの購入費はもちろんのこと、維持費や修理費、点検費用など導入してからも維持のためにお金がかかるのです。


導入を検討する場合は、ロボット本体も含めすべての費用を事前に計算しておきましょう。


もし「資金力が乏しい。でもロボットを導入したい」と考えるのであれば、

レンタルという手もあります。

物流ロボットの中には、レンタルをしているところもあるかもしれませんので、

一度調べてみるのもいいかもしれません。


また、ロボットは優秀ですが、時に誤作動や故障することもあります。

そういったときにすぐ対応できるよう、正しい知識を持った人材が必要となるでしょう。


ロボットを作った会社などに問い合わせて見に来てもらうのもいいですが、社内にロボットに詳しい人材がいたほうが対応はスムーズです。


ロボット倉庫は今後も進化していく

ロボット倉庫の導入・稼働は始まったばかりです。

ロジスティクス、ロボティクス双方の観点から、それらに関連する企業が開発を

進めています。


今後、AIを導入したロボットが登場するかもしれません。

棚を運ぶ・商品をピッキングするといったロボットと一緒に働くことになる可能性もあります。

想像すると、何とも不思議な感じですよね。


たくさんの可能性が広がっている物流倉庫で、ロボットと協力をし合いながら働く最先端倉庫が今後も増えていくでしょう。