トラックドライバーの人たちがよくする失敗ってどんなこと?みんな失敗はあるんです!
2021.01.25
今回はトラックドライバーの方がよくやってしまう失敗について取り上げたいと思います。これから働く方には少しでも不安が取り除け、すでにドライバーとして働いている方も一人で落ち込まずにこれを読んで励みにして頂ければ幸いです。
皆さんが同じ失敗をするとは思いませんが、よくある失敗を知っているだけでも、日ごろから気を付けて仕事に取り組むこともできると思います。
■失敗あるある:走行中編
トラックの荷台を開けっ放しで走る!
トラックの後ろの扉のことを、通称「カンノン」というのですが、そのカンノンを開けっ放しで走ったことがありました。
他の人から、後ろの扉が開いている事を教えてもらったので気づきましたが、かなり危険な失敗でした。
ただ、幸いにして荷物は大丈夫でした・・・
高架をくぐれない
長距離トラックの運転手はいろんな場所にいきますので、初めて行くところも多くあります。
私は地図派なので地図を見ながら向かうのですが、たまに電車の高架があります。
先輩からは大丈夫という話だったので、実際行ってみたら高架が低すぎて通れませんでした。
どうやら違う道だったみたいで、警察の誘導で、バックで大通りまで戻るかなり恥ずかしいことになってしまいました。
道を間違える
東京から大阪方面への下りで東名高速に入った瞬間、事故によって通行止めになりました。
迂回しようと思い海老名JCTから圏央道経由で中央道に入りましたが、しばらく走っていると景色がおかしいなと感じ始めました。
走りながら案内板を見ていたら、なんと大阪方面へ行くはずが東京へ逆戻りしてしまいました。
高速道路の降り口を行き過ぎる
これもよくやる失敗なのですが、ぼーっと走っている内に高速道路の本来降りるインターチェンジを通過して行き過ぎることがあります。
この場合、次の料金所の一般レーンに入り係員に行き過ぎたことを説明して、その料金所でUターンをさせてもらうことができます。
次の料金所で特別にUターンをさせてもらう事を『特別転回』といいますが、その時にはETCカードを1度抜くことになるので会社にバレちゃうんです。
料金は変わらないのでまだいいのですが、プロとしては恥ずかしい限りです。
■失敗あるある:作業中編
住所間違い
トラックドライバーのあるある話ですが、荷物配送先住所の見間違いや誤配です。
現場に着いて荷下ろしをしていると、まったく別の住所の荷物がでてくることがあります。
例えば一回あったのは、東京の中央区だと思い、トラックに積み込んで東京に着いたところ、実際の配送先は大阪の中央区でした。
この時は、運悪くチャーター代を請求されました。
荷物のおろし忘れ
朝方荷下ろしが完了して移動し、睡眠も取って夕方に荷物を積みに行くとトラックの荷台の緩衝材の隙間に荷物がすっぽり挟まっていました。
しかもその荷物はその日の午前中配達でした。
幸い同じ会社の仕事が他にあったので現場に事情を連絡して、その会社のネットワークで荷物を繋げてもらいました。
所長も「頼むよ、まじでぇ」と苦笑い程度で済んだのでよかったですが、かなり焦りました。
小さい荷物の時は下ろす時に見落としがちなので、最終確認など注意が必要です。
フォークリフトで荷物を突き刺す
これもよくある話ですが、フォークリフトで荷物を突き刺したことが何回もあります。
フォークリフトのツメってかなりの破壊力があります。
本当にブスッと突き刺さるんです。
なぜそのようなことが起こるのかというと、リフトでホームからトラックの荷台に入る時に、エアサスが一瞬上がるんです。
その時に荷物を転倒する失敗もよくやってしまいました。
運送業界は、荷物事故は金額にもよりますが、自腹で払わされることもあるので、その時は本当に落ち込みます。
今回はみなさんがやってしまった失敗談や体験談を書いてみましたが、実はもっとたくさんの失敗をされているようです。
また、次のタイミングでみなさんにお伝えできればと考えています。
ただ、まずは安全第一ですので、運転も作業も安全第一で行ってくださいね。