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トラックドライバーって何歳までできるの?

トラックドライバーって何歳までできるの?

2023.11.13

「トラックドライバーに定年制度はあるのかな?」

「定年退職後も契約社員や委託社員として同じ会社で仕事を続けることはできるのかな?」

トラックドライバーのお仕事に興味がある方であれば、こういった疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?


今回はトラックドライバーに年齢制限があるのかどうかについて解説していきます。

トラックドライバーの定年制度

トラックドライバーの求人を探していると、年齢制限がなかったり、比較的高い年齢での中途採用が可能なものが多く存在しています。

学歴・経験が不問である場合も多く見受けられ、トラックの運転免許をすでに取得していれば中途で採用される可能性が高く、40~50代で採用されることも珍しくありません。


大手の運送会社の場合は60歳や65歳で定年と定められていることがありますが、退職後に契約社員や委託社員として働き続けるトラックドライバーも多い傾向です。

中小企業の場合は定年制度が設定されていないこともあり、勤務先によって定年制度の考え方は異なります。

60歳を超えても働ける理由

どの業界でも人手不足が深刻化していますが、その中でも物流業界のトラックドライバー不足は深刻で大きな問題となっており、さらには20~30代のトラックドライバーが極端に不足しているため、現役トラックドライバーの高齢化も進んでいます。

少子高齢化やECサイト・フリマアプリなどのサービスが拡大し、トラックドライバーの求人は増加の一途を辿っているため、60歳を超えた方でも活躍できるといえます。


他業種で仕事をしていた人が定年を迎えた後、新しい仕事を探そうとしても未経験であると難しい可能性が高いですが、トラックドライバーは年齢制限を設けていない会社もあるので転職しやすいといえるでしょう。


・経験やスキルがあると重宝される

前述したとおり、トラックドライバーは人材不足と高齢化が進んでいます。

多くの運送会社は即戦力となる人材を求めており、トラックドライバーとしての運転経験やスキルがある人は重宝されるため、60歳になるまでにトラックドライバーの経験がある人は、そのまま働き続ける傾向があります。

また、トラックドライバーの育成には時間と費用がかかり、若手のドライバーを採用しても仕事が続かず辞めてしまうという側面もあります。


・大型免許を持っている人は優遇

運送会社は大型トラックドライバーの経験がある人材は喉から手がでるほど欲しい状況であるため、トラックドライバーへの転職を考えている場合、大型免許を持っていると転職がより有利になると言えるでしょう。

実際の現場でも60歳を超えている大型トラックドライバーは多く活躍しています。


・大型トラックは手積みや手降ろしが少ない

大型トラックの荷役作業はフォークリフトを使った荷積み、荷降ろしが多いため、体力に不安があるドライバーでも経験を活かして現場で活躍する事ができます。

高年齢者雇用安定法の改正

60歳を超えても現役で活躍している人が多いトラックドライバー。同世代に人も働きやすいと感じています。

では、なぜ長く働くことができるのでしょうか?


日本は少子高齢化が進行していますので、人口が減少している中で経済活動を促進するため、また高齢者が年金を受取れる年齢まで働ける環境を整備するために法律が改正されています。


この法律を「高年齢者雇用安定法」といい、法律が改正され令和3年4月1日から施行されています。


主な改正内容は下記となります。

① 70歳までの定年引き上げ

② 定年制の廃止

③ 70歳までの継続雇用制度(再雇用制度・勤務延長制度)の導入

④ 70歳まで継続的に業務委託契約を締結する制度の導入

⑤ 70歳まで継続的に以下の事業に従事できる制度の導入

a.事業主が自ら実施する社会貢献事業

b.事業主が委託、出資(資金提供)等する団体が行う社会貢献事業

※④と⑤を合わせて「創業支援等措置」といいます。


法律は運送業界に限定されているものではなく、定年の引き上げを義務付けているものではありませんが、この改正によりさらに長期的に仕事を続けやすくなったといえるでしょう。

トラックドライバーに向いている人

50代・60代でもトラックドライバーに向いている人はどういった人なのでしょうか。


・車が好き、運転が好き

勤務時間の大半を車の運転に費やすドライバーのお仕事。

ドライバーをめざしたきっかけも車が好きという方がたくさんいます。

運転が苦手だと疲労やストレスも溜まり、事故に繋がりかねないので、運転が好きという方に向いているといえるでしょう。


・体力がある

ドライバーのお仕事は車の運転の他にも荷物の積み下ろし作業などもあるため、疲れている中でも事故を起こさない為には体力が不可欠と言えます。

60代でも現役でバリバリ活躍しているドライバーは体力づくりをしている方が多いです。


・責任感が強い

ドライバーのお仕事は納品期限の厳守や安全第一が求められます。

また一人作業が多く周りの目もないので仕事をさぼりがちになる人もいるため、仕事に対する責任感が必要不可欠となります。

まとめ

今回はトラックドライバーに年齢制限があるのかどうかについて解説しました。


定年を定められていることもありますが、退職後に労働条件を変更して働き続けているトラックドライバーもいれば、定年退職後に別の運送会社に転職してトラックドライバーを続ける人もいます。


トラックドライバー業界は人手不足が深刻化しており、会社側は経験者に継続して活躍してもらいたいという一面もありますが、60歳を過ぎてもトラックドライバーを続けている人が多いのは、仕事にやりがいや魅力を感じているからではないでしょうか。


(※こちらのコラムは2023年11月現在の情報です。)