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トラックドライバーにも職業病がある?!対策まで詳しくご紹介!

トラックドライバーにも職業病がある?!対策まで詳しくご紹介!

2024.03.18

「トラックドライバーの仕事に職業病ってあるの?」

「対策があるなら事前に知っておきたい・・・」

トラックドライバーの仕事に興味を持っている人の中は、このようにトラックドライバーの職業病についての疑問や興味がある人もいるのではないでしょうか。


本記事では、トラックドライバーが抱えやすい職業病と、職業病にならないための対策など、ドライバーが健康管理をする重要性についても紹介していきたいと思います。


トラックドライバーに多い職業病

トラックドライバーは長い時間運転する、重い荷物の積み込みや積み下ろしを繰り返すという仕事内容から、様々な職業病になりやすくなっています。また、生活リズムが不規則になりやすいことも、職業病を引き起こしやすい要因となっているようです。

ここからは、そんなトラックドライバーに多い職業病について紹介していきたいと思います。


■腰痛

トラックドライバーの職業病として多く見受けられる1つとして挙げられるのが腰痛です。運転中、常に座った姿勢を維持しなければいけないことや、荷物の積み込み・積み下ろしなどで腰に負担をかけてしまうことが、原因として挙げられます。


これはトラックドライバー特有の職業病というわけではなく、長時間椅子に座って作業をする人や重い荷物を持ち運ぶことが多い人に見受けられやすい病気です。


■ヘルニア

腰痛が悪化すると、椎間板ヘルニアなど重症化してしまう場合があります。椎間板ヘルニアは、椎骨と呼ばれる骨が何らかの理由で変形することで起きる病気です。椎骨の間にあるクッションの役割を担っている椎間板がはみ出して神経を圧迫してしまうものです。


■生活習慣病

長い距離の運転で食生活が乱れやすく、夜勤などもあるトラックドライバーは生活習慣病のリスクを抱えています。生活習慣病は名前の通り、生活習慣が原因で起こる疾患の総称で、脳卒中や糖尿病、心筋梗塞などの心臓病が挙げられます。


トラックドライバーは不規則な生活になりやすいほか、喫煙、運動不足による肥満などが原因でも生活習慣病になりやすいため、きちんと対策を取っていかなければいけません


■痔

長時間座って運転をしなければいけない仕事であるトラックドライバーを悩ませている職業病として、意外と多いのが痔です。


長時間お尻が圧迫され続けることで肛門付近の血流が悪くなり、血液の溜まったイボができるという病気になります。痔ができると座る時やトイレに行く際に痛みが出るほか、場合によっては出血することもあるようです。


■エコノミークラス症候群

エコノミークラス症候群とは正式には肺塞栓症のことで、足の静脈血栓塞栓とも呼ばれています。わかりやすく言えば、「長い時間体を動かさずに同じ姿勢を続ける」ことで血流が悪くなる病気です。


特に膝裏など下半身の血行が悪くなりやすく、足のむくみなどの症状が起きます。症状が進行するとふくらはぎに激しい痛みやしびれが出てくるようになったり、重症化すると胸の痛みや息苦しさが起こり、最悪死亡してしまう可能性もあるのです。


■日焼け

長時間トラックを運転することで多量の日差しを浴びることになるため、日焼けに悩まされるトラックドライバーも少なくないです。ただ肌が焼けてしまうだけであれば問題はありませんが、目に紫外線が大量に入ってしまうと視力低下・失明などのリスクもあります。


職業病にならないための対策

トラックドライバーがなりやすい職業病は、場合によっては命の危険に関わるようなものもあります。トラックドライバーの職業病について知識を深めるとともに、予防対策を意識することが大切になってきます。


■運転する時の姿勢の見直し

腰痛やヘルニア、痔など長時間座る姿勢が影響して起きやすい職業病の対策としては、まず運転する際の姿勢を見直してみましょう。姿勢が悪い状態を維持してしまうと、腰やお尻に負荷がかかりやすく職業病を起こしやすくなります。


このため、シートの奥深くに腰を置くようにして、背筋を伸ばした姿勢になるように調整します。姿勢を矯正できるアイテムなどがあれば、そちらを活用するのもオススメです。


■業務の前後や休憩時間にストレッチを取り入れる

仕事前後や休憩時間など体を動かせる時間にストレッチを行うことで、血行を改善することが期待できます。また、こわばった筋肉をほぐす効果も期待できるため、血行不良が原因で起きるものや腰痛の予防改善にも繋がりやすくメリットが多いです。


しかし、急に体を動かすと逆に筋肉や神経を痛めてしまいかねないため、背伸びや肩回し、屈伸などすぐにできる簡単なものがおすすめです。


■睡眠や食事の見直し

生活習慣の改善も、トラックドライバーの職業病の予防には大切です。特に、睡眠や食事を見直すことで睡眠障害や生活習慣病を予防しやすくなるため、まずはこの2つのポイントを重点的に見直していきましょう。


睡眠に関しては

・車内に遮光カーテンを取り入れる

・枕や毛布を用意する

など、睡眠の質を高められるように工夫します。お酒やコーヒーなどのカフェイン、たばこの摂取を控えることも効果的です。

また、食事に関しては

・塩分の過剰摂取を控える

・栄養バランスに気を付けた食事を心掛ける

など、気を付けていく必要があります。


■日焼け止めやサングラスを使用する

ほかにも職業病を予防する対策として、日焼け止めやサングラスを使用することも大切です。紫外線による日焼けをある程度予防できるため、特に顔や目を守るために使いやすいものを活用してみましょう。


まとめ

トラックドライバーは長時間運転し続ける、荷物の運搬をしなければいけない仕事であることから、どうしても肉体を酷使してしまいがちです。結果として腰痛や生活習慣病など、様々な職業病のリスクを抱えています。


ですが、これからトラックドライバーを目指す人や、現在トラックドライバーとして活躍している人は、職業病について理解するとともに、予防対策についても把握するなど健康管理への意識を高めていくことで、より働きやすくなるかと思いますので、これから気を付けていきたいところですね。