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物流業界で使用されているトラックってどのようなものがあるの?種類や形状をご紹介!

物流業界で使用されているトラックってどのようなものがあるの?種類や形状をご紹介!

2024.03.26

あなたは、物流業界で使用されているトラックにどのような種類があるかご存知

ですか?

もし物流業界で働きたいと考えているのであれば、トラックの種類については

しっかり学んでおくべきです。


そこで今回は、物流業界で使用されているトラックについてご紹介いたします。

ぜひ最後までご覧ください。

トラックの種類分け

配送トラックには、「道路運送車両法の保安基準」と「トラックメーカーの区分」の2種類あり、それぞれ分け方が異なります。


道路運送車両法の保安基準

一般的な配送トラックは、「小型トラック」「中型トラック」「大型トラック」といった3種類に分けられます。

これらは車格と呼ばれ、積載量や車両総重量、車両寸法の観点から国土交通省が区分を定めます。

小型トラックと中型トラックは、寸法と積載量によって分けられ、中型トラックと大型トラックは、車両総重量に応じて分けられているのが特徴です。


トラックメーカーの区分

トラックメーカーが定めた区分は積載量が区分となっています。

例えば、2t・3tトラックが小型、4t以上のトラックはは中型または大型に区分されます。


物流業界で使われているトラックの種類

物流を支えているトラックは、大きさや最大積載量、車両総重量などによって

以下3つに分類されています。


・小型トラック

・中型トラック

・大型トラック


最大積載量とは、積載できる貨物の最大重量を表すものです。

車両総重量は、乗車できる定員や最大積載量の貨物を積んで走行した場合の

全重量のことを指します。


小型トラック

小型トラックの規格は全長 4,700mm以内×全幅1,700mm以内で、全高2,000mm以内、車両総重量5t未満、かつ最大積載量3t未満となっています。

2tトラックや3tトラックはこの小型トラックに該当します。


トラックの中では最も小さいサイズで、コンパクトな車体となっているのが特徴

です。

街中でよく配送している小さめのトラックを見かけることがあると思いますが、

地域での配送に利用することが多いのが小型トラックです。


また、小回りが利くため、山奥や細い道などの配送にも適しています。


運転可能な免許については、2017年3月11日までに普通免許を取得した場合は

小型トラック全般が運転できます。

2017年3月12日以降に普通免許を取得した場合は、最大積載量2t未満・車両総重量3.5t未満のトラックのみ運転可能です。


中型トラック

中型トラックの規格は全長12,000mm以内×全幅2,500mm以内となっており、

全高3,800mm以内、最大積載量3t以上、6.5t未満のトラックを指します。

一般的には4tトラックが、この中型トラックにあたります。


製造業や卸小売業などで多く使われており、主に短~中距離の輸送として道路を

走っています。


運転可能な免許については、中型免許以上を持っていればどなたでも運転できます。

また、準中型免許を取得した方、2007年6月1日までに普通免許を取得した方であれば、最大積載量5t以内、車両総重量8t以内の4tトラックが運転可能です。


大型トラック

大型トラックの規格は全長12,000mm以内×全幅2,500mm以内で、全高3,800mm以内、車両総重量が11t以上(最大25t)、又は最大積載量が6.5t以上のトラックと

なっています。

一般的には10tトラックが大型トラックに該当します。


主に利用している業種は製造業、建築資材・土木業などで、規格の大きさ・

積載容量の多さから土砂や産業廃棄物などの運搬、重量のある貨物などを

一度に運ぶのに使われています。

距離は中~長距離がメインです。


運転可能な免許については、免許を取得した時期に関わらず「大型免許」です。


中型トラックをパワーアップ!「増トン車」

トラックは大きく分けて3つとお伝えしましたが、実は「増トン車」なるものが

あります。


増トン車とは、中型トラックの積載量を増やしたトラックのことです。

4tトラックをベースに、車輪やフレームなどを強化させることで積載量を増やしています。


中型トラックは4t前後の積載量が多いですが、中には「もう少し積載量がほしい」と考える会社もあります。

もっと多く積載したいなら大型トラックを購入すればいいと思われがちですが、

購入費用はもちろん維持費も高くなってしまいます。

そこで生まれたのが、中型と大型のちょうど間にあたる「増トン車」なのです。


増トン車は6.5トン~8トンまで積載可能となりますが、見た目自体は4tトラックとあまり変わりません。


トラックは形状によっても分類されている

トラックは主に大きさや積載量で分かれていますが、トラック業界ではボディに

よってトラックを呼ぶこともあります。


ここでは一部ですが、トラックの種類を形状ごとにご紹介します。


平ボティ

平ボディは最もよく使われているトラックで、車体に荷台があるトラックです。

農作業などによく用いられているといえば、およそイメージがつくでしょう。

トラックの歴史を見ても、この平ボティが最初に作られたトラックだといわれて

います。


非常にシンプルな形状のため、どのような荷物の輸送も工夫次第で運べるように

なる万能なトラックです。


バン

バンは荷台が箱型になっているトラックのことです。

箱の素材はアルミ・帆・ホワイトボード材のパネルなどさまざまな種類が

あります。

引っ越し業者のトラックだといえば、イメージがつきやすいのではないでしょうか。


通常、トラックは車体の後ろにのみドアがついていますが、バンタイプの場合は

中央部の荷物の積み下ろしがしやすいようサイドドアがついているものもあります。


アルミウイング

アルミウイングは、荷台の側面にあるドアが左右へ跳ね上がるタイプのトラック

です。


雨や風の影響を受けにくいアルミ箱がついているため、家具や精密機械などの

運搬に向いているのが特徴です。

運搬業、集配送業、引っ越し業者などで多く使われています。


ダンプ

ダンプは土砂ダンプと土砂禁ダンプがあります。


土砂ダンプは文字通り、土砂などを運ぶためのトラックです。

主に建設現場で出る土砂や砂利などを積んだり下ろしたりするときに使います。


土砂禁ダンプは、土砂の積み込みを禁止しているトラックです。

軽量かつかさばるものを大量に運ぶときに役立ちます。

冷凍冷蔵車

トラックに冷却装置があるトラックで、生鮮食品や冷凍食品をスーパーや飲食店へ運ぶ時に使われています。

冷蔵トラックと冷凍トラックで構造に違いはなく、冷却度合の違いによって分かれています。


まとめ

物流業界で使用されているトラックの種類についてご紹介しました!


トラックは、ご紹介したもの以外も多くあります。

物流業界に携わりたいと考えるなら、知っておいて損はありません。

ぜひいろいろ調べてみてくださいね。