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フォークリフトを上手く運転するには?明日からできるコツをご紹介!

フォークリフトを上手く運転するには?明日からできるコツをご紹介!

2021.01.25

重い荷物や大きい荷物を運ぶ際にとても役立つフォークリフト。

しかし、勉強して資格を取ったとしてもいざ運転するとなると難しいもので、車の運転ともまた違うため、慣れるまでは戸惑うことが多いです。

特に狭い倉庫や工場での運転は、より正確な操作が求められるため、しっかり運転の技術を身につけておくことが大切です。

そこで今回は、フォークリフトを使った仕事を始めたばかりの人に役立つ、フォークリフトを上手に運転するためのコツをご紹介します!

●フォークリフトを上手に運転するコツ

①基礎を忘れない

いち早く上手に運転できるようになりたいのなら、まずはしっかり基礎を固めることが大切。

急いでいると思わぬ事故に繋がることもあるため、落ち着いてゆっくり操作することが上手に運転する一番のコツです。

正しい姿勢を維持して視点をキープすることも基本です。

運転している最中は体が大きく揺れることもありますが、その際目線までぶれるとパレットを重ねにくくなったり、荷物が運びにくくなったりするので気をつけましょう。

また、荷物を積んでいるときはバックで走ることが多くなりますが、曲がる際は遠心力や加速で物が落ちてしまうこともあるため、荷物から目を離さないようにしましょう。

これらはすべて基礎中の基礎ですが、これを忘れずに運転できればより安全かつスムーズに作業ができるようになります。

②上限重量を把握する

人間の力では運べないものなどを、一度にたくさん効率的の持ち運ぶことができるのがフォークリフトですが、どれにでも必ず「重量の上限」があります。

上限を超えていても動かせはしますが、超えたまま動かしてしまうと、通常とは異なる動きになり、スムーズに運転できなくなってしまうことがあるのです。

また更に、フォークリフトの故障や思わぬ事故に繋がることもあるため、重量には十分気を付けなければいけません。

これは運転に慣れてきて、何度も往復するのが面倒になってくるとやってしまいがちで、一度にたくさんの物を載せて、少しでも早く終わらせようという心理が働いてしまうのです。

重量の上限は、「許容荷量表」の荷重曲線で調べることができます。

運転席から見やすい位置にあるため、この表を見てから作業を始めた方がいいです。

フォークリフトをスムーズに運転するためには、そのフォークリフトに決められた範囲内で荷物を載せ、正しいバランスで操作するようにしましょう。

③パレットを適切に使いこなす

フォークリフトで荷物を運ぶ際は、すのこ状の板を爪に差し込んで持ち上げるというのが基本です。

このすのこ状の板のことを「パレット」と呼びます。

パレットは主に3種類の材質があり、それぞれ特徴が異なるため、扱う荷物や現場によって準備されているパレットを適切に使いこなすことも、フォークリフトを上手に使いこなすコツと言えます。

●木製パレット

壊れにくく、重い荷物に耐えやすいというのが木製パレットの特徴的な部分です。

ただその一方で、木材で作られているため湿気に弱いという特性を持っています。

修理がしやすく長く使えるので、多くの工場で使われる材質です。

●合成樹脂製パレット

湿気に強いため様々な工場で広く採用されており、耐久性に優れています。

ただ、破損部分の修理をするには、木製パレットに比べて費用が掛かります。

●金属製パレット

3種類の中でもっとも壊れにくく、長期間の使用にも耐えられるのがこの金属製パレットです。

耐久性にも優れているため、航空輸送など気温や気圧が激しい現場でよく使われています。

④ハンドル操作

フォークリフトは「後輪操舵(こうりんそうだ)」といって、方向転換するときは後輪が主体的に動きます。

そのため、ハンドルを切りすぎると、後輪が振り回され外輪差も大きくなってしまいます。

外輪差が大きくなるということは、曲がる時に大回りをしてしまっているということ。

そうなると誤って車体や荷物を壁などにぶつけてしまうこともあります。

フォークリフトは、ハンドルを小さく切るだけでも十分に曲がれます。

少ない回転で旋回し、大きく回転させ過ぎて急旋回しないように意識することも大切です。

ここらへんが一般的な乗用車とは感覚や操作性が異なる部分のため、まずは後輪操舵による外輪差を意識して、最初は小刻みにハンドルを切るようにし、必要以上に切りすぎないようにしましょう。

⑤ブレーキ操作

フォークリフトのブレーキは、前進しているときと後進しているときで効き方に差があります。

後進しているときと、積んでいる荷物が重ければ重いほどブレーキが効きやすくなります。

この特性を理解していないと、いざという時に止まり切れなかったり、逆に急に止まりすぎて事故や荷物の破損に繋がってしまうこともあるので注意しましょう。

●まとめ

フォークリフトは、普通の車を運転するのとは異なる部分が多いです。

慣れてしまえば苦になりませんが、慣れた頃に丁寧で安全な運転が疎かになりがちです。

安全な運転をすることが作業の効率化にも繋がるので、まずはコツをしっかり押さえて、丁寧で安全な運転をするように心がけましょう。