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多様化するバレンタインチョコレート!物流業界にどんな影響を与える?

多様化するバレンタインチョコレート!物流業界にどんな影響を与える?

2022.01.31

お正月を終えると、スーパーやデパートなど食品を扱う店舗はバレンタイン商戦に入ります。

メディアでもバレンタインに関する話題を扱うことが増え「今年はどうしよう……」と考え始めている方も多いのではないでしょうか。


2020年にコロナ禍に入ってから2回目のバレンタインを迎えますが、コロナ禍に

なったことでバレンタインにも大きな変化が見られます。


そしてその変化は、物流業界にも影響を与えています。


今回は、バレンタインチョコレートが物流業界に与える影響について解説いたします。


バレンタインが物流に与える影響とは?

バレンタインはこれまで、手渡しが一般的でした。

家や会社、学校などで直接渡して自分の想いを伝えたり、交換し合って楽しんだりすることが日本流のバレンタインです。

そのため、渡したい相手が遠方に住んでいるといったケースが多くなければ、物流にはそこまで影響がありませんでした。


また、バレンタインが近くなると、デパートなどで特設催事場が設けられます。

さまざまな種類のチョコレート楽しんでもらうため、ブランドもの・話題のもの・最新のものなど多くのチョコレートが販売されます。


幅広くいろんな種類のチョコレートが購入できることから毎年大勢の人が訪れており、1個購入するだけでも大変な状況です。


購入した人は皆、持って帰って当日に直接渡すといったケースがほとんどでした。


しかし今は新型コロナウイルスの影響でテレワークや在宅勤務になったり、

オンラインで授業を受けたりすることが増えたため、直接渡す機会が減ってしまいました。

デパートのバレンタイン会場へ足を運ぶことも、躊躇してしまいがちです。


そのため、今はネットショップでバレンタインチョコレートを購入し、そのまま

相手の家へ郵送するといったケースが増えています。


郵送数が増えれば、それだけ物流業界も忙しくなります。

チョコレートを販売する店舗への配送だけでなく、消費者から消費者への配送も

増えたことは、物流業界に少なからず影響を与えているでしょう。


食品業界のEC化はどれぐらい進んでいる?

コロナの影響で、外出せずにネットショップでバレンタインチョコレートを購入し、郵送する人が増えてはいるものの、実は食品業界はあまりオンライン販売化が進んでいません。

2021年7月に経済産業省が公開したデータによると、BtoCにおける食品・飲料酒類業界のEC化率はたった3.31%となっています。

引用:令和2年度 産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)報告書


バレンタインチョコレートを含め、食品系は手に取って鮮度がいいものを選びたい人が多いです。

また、食品系であればスーパーやコンビニのほうが利便性が高いといったことも、EC化が進まない理由のひとつとなっています。


コロナはまだ終息が見えませんし、需要が高まっている今こそオンライン販売を

進めるチャンスなのではないかと思います。

EC化が増えて食品業界が忙しくなれば、物流業界も影響を受けて活発化する

でしょう。


多様化するバレンタインチョコレート

昔はバレンタインといえば、女性が好きな男性に贈る「本命チョコ」や、友人の

男性に贈る「義理チョコ」ぐらいでした。

しかし今は「自分チョコ」「友チョコ」「世話チョコ」「ファミチョコ」など

多様化しています。


自分チョコ

バレンタインデーに、自分に向けて用意するチョコレートのことです。

「マイチョコ」「自己チョコ」ともいい、男性が自分に買う場合は「俺チョコ」と呼ばれています。


自分チョコは、普段頑張っている自分へのご褒美として、気に入ったチョコレートを買います。

ご褒美なので、普段買わないような高級なチョコレートを選ぶことが多いです。


友チョコ

同性同士で贈り合うのが友チョコです。

主に女性の間でチョコレートを贈り合うことが多く、最近では本命チョコよりも

需要が多いとされています。


世話チョコ

お世話になっている方に贈るバレンタインチョコレートのことです。

義理チョコの一種ですが、義理チョコよりも感謝の意味が強いチョコレートに

なります。

職場の上司、先生、先輩など目上の方に贈る場合に使われる呼び名です。


ファミチョコ

父親や祖父などに贈り、一緒に食べて楽しむバレンタインチョコレートのことです。

「家族チョコ」とも呼ばれています。

コロナ禍でできたおうち時間をちょっと贅沢に楽しむスタイルが広がっているため、需要が高まっています。


映えを意識したチョコレートも!

また、今ではインスタなどSNS映えするバレンタインチョコレートが

増えています。


キューブ型のチョコレート、動物の形をしたチョコレート、惑星をイメージした形のチョコレートなど、形もSNS映えを狙って多様化しています。


更に、バレンタインチョコレートを送る人も増えているため、ラッピングや

パッケージにも力を入れています。


封を開けたときに可愛らしいラッピングが出てきたら嬉しいですよね。

SNS映えするだけじゃなく、気持ち的にも嬉しくなります。


まとめ

バレンタインチョコレートは、手渡しから郵送が増えていることで物流業界に

少なからず影響を与えています。

渡し方だけでなく種類も変わってきているため、これで更にEC化が進めばますます物流業界は潤うでしょう。


しかし物流業界には、人手不足や再配達増加などさまざまな問題があります。


需要が高まることで増える悩みを、できる限りクリアになることを願うばかりです。