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40代・50代のミドル転職は厳しい?成功させるためのポイントや転職事情を解説

40代・50代のミドル転職は厳しい?成功させるためのポイントや転職事情を解説

2023.09.25

ミドルと呼ばれる世代に入ると、家計のことや自分自身のキャリアアップのこと

などを考え、転職を考える人も多いと思います。

しかし、「本当にこの年齢で転職できるのだろうか…」と不安になる人も

同じくらい多いはず。


この記事では、転職を考えているミドル世代に向けて、転職事情や転職するに

あたって大事なポイントなどを解説していきます。


●ミドル世代の転職事情

ミドル世代の定義は「35歳から44歳」としている求人媒体もあり、定義には多少

差があります。

とはいえ、人材市場全体を見るとおおよそ35歳から54歳をミドル世代と呼んで

差し支えないでしょう。


現在、人口減少による若手人材の不足を補うため採用人材の年齢幅を広げている

企業が増えており、ミドル層の求人数は増加傾向にあります。

また、定年年齢・年金受給開始年齢が引き上げられ、ミドル世代が若手に近づいたことも求人数が増えた要因であると考えられます。


ミドル転職者の割合は、総務省統計局が発表した労働力調査の「年齢階級別転職者数及び転職者比率の推移」によると、35歳から44歳は2021年7月~9月で3.9%、45歳から54歳は3.1%となっています。

引用:労働力調査(詳細集計) 2021年(令和3年)7~9月期平均結果


これに対し、25歳から34歳は6%となっており、依然として転職率は若い世代の

ほうが高いという現実はあります。

しかしお伝えしたように、ミドル世代に向けた求人数が増え、転職に挑戦する人も増えているため、35歳を機に転職成功率が下がる「35歳限界説」も崩壊しつつあるといえるでしょう。


●ミドルの転職理由

①人間関係に悩んでいる

定年までその会社で働くと考えると、人間関係は良好に築いていきたいものです。


しかし、人間関係にも影響するほど職場の雰囲気が悪かったり、合わない上司や

同僚がいたりすると転職に繋がるケースが多いでしょう。


②キャリアアップしたい

ミドル世代は育休などを挟んでいなければ、大学卒業すぐ就職したとしても20年以上働いていることになります。

経験も専門的な知識の量も積み上げてきていますから、これまでの経験やスキルを活かしてキャリアアップをしたいと考える人は多いでしょう。


③給与など待遇面に不満がある

子供の教育費、家のローンなど、家計の収支とにらめっこをすることが多い

ミドル世代。

そのため今の会社での生涯年収などを推測し「今のままでは生活が苦しくなる」「もう少し余裕を持ちたい」と考えるようになり、年収を上げるために転職をする人もいます。


④会社に対して不満がある

ミドル世代は、振り返れるほどのキャリアを積んでいます。

そのため、自分が求めるやりがいや成長が今の会社から得られるのか、キャリアを生かした仕事ができるのかを考えます。


考えた結果「社風が自分に合わない」「きっとやりがいや成長は得られない」と判断したら転職を決めるという人もいます。


また、ミドル世代に入ると、自分がいる業界の先行きや会社の将来についてもよく見えてくるようになるもの。

会社の将来性や待遇への不安も、転職する理由になります。


⑤個人的な理由

ミドルは、体力が衰えてきたり、自分もしくは家族に体の不調が見つかったりすることが多くなる世代です。

また、自分もしくは配偶者の親の介護が始まるなど人生の節目を迎える年代でも

あります。

そのため、自分の体調やライフスタイルに合わせて働けるような会社へ転職したいと考えるのです。


●企業が求めるミドル世代とは?

・スキルや経験を明確にアピールできるか

企業はミドル世代に対して、自分のスキル・経験・キャリアなどをしっかり伝えることができるかどうかを見ます。

企業にどれだけ貢献できるのか・強みは何なのかをしっかりアピールできるよう

準備をしておきましょう。


自分のことを話せるということは、それだけ自分のスキル・経験・キャリアを

把握・整理できているということなので、企業も安心して採用を決めることが

できます。


・柔軟性・謙虚さがあるかどうか

ミドル世代は、経験豊富がゆえに守りに入ってしまいがち。

意識はしなくとも、環境が変わっても自我を守り抜こうとする傾向にあります。

しかし企業が求めるのは、さまざまな変化にも対応できる人材です。

何が起きても臨機応変に対応できる柔軟性、豊富な経験を持ちつつ新しい環境で

自分を高めていこうとする謙虚さが求められます。


・専門性だけでなく現場のプレーヤーにもなれるかどうか

ミドル世代は、専門性や部下をまとめるマネジメント能力が求められます。

しかしマネジメント力や専門性だけでなく、現場で実際に動ける力もないと、

活躍の場が狭まってしまうかもしれません。

面接のときは、専門性と現場力があることを具体的なエピソードとともにアピールしましょう。


●ミドルの転職理由の書き方ポイント

ミドル世代が転職する理由は、家の事情・会社の方針変更・人間関係・キャリア

アップなどさまざまです。


しかしどんな理由であっても、履歴書で転職理由を書く場合はネガティブに

書いてはいけません。

誰だって、後ろ向きな理由で転職しようとする人とは働きたくないと思うものです。


例えば「人間関係の悪さが嫌だった」であれば、それは裏を返せば「今度はいい

人間関係を築けるところで働きたい」ということです。

そして「周囲と協力して仕事がしたい」という気持ちの表れともいえます。


そのため「自分は周囲と協力しながら仕事を進めるのが得意だから、チームで団結して一つの目標に向かって成果を上げたいと思った」など、ポジティブに言い換えましょう。


会社の方針変更による転職の場合は「この先も続けたい職種だったが方針は変わらなかった。ブランクを空けたくないから今までの経験を活かせる企業を探すことにした」といったように、あくまでも前向きな理由で転職するという意志を伝えることが大切です。


●ミドルが転職に成功するための4つのポイント

・キャリアの棚卸し

転職を成功させるために社会人になってからの経験を振り返り、職務内容や実績などを整理しましょう。

キャリアの棚卸しをすることで、自分の強み、弱み、得意なこと、苦手なこと、やりたいことなどが明確になるため、応募書類がスムーズに書くことができ、面接でも採用担当者が興味を抱く回答ができるようになります。


・企業研究

キャリアの棚卸しで自分の強み・アピールポイントが見えてきましたが、企業が求めている人物像に当てはまっていないと転職成功率が下がり、もし採用されたとしても「こんなはずではなかった」と公開してしまう可能性があります。

ミスマッチを防ぐためにも、企業研究はしっかり行いましょう。


・優先順位を決める

現在の職場より良い条件を求めて転職活動をしている方が多いと思いますが、条件を広げ過ぎると応募先企業や自身の可能性を狭めてしまうことになり寝ません。

どうしても譲れない転職先の条件に優先順位をつけて、スムーズに転職活動を進めましょう。

そうすることで、転職の成功率がぐっと高くなります。


●まとめ

ミドルの転職市場は拡大してきているため、新しい職場でリスタートしたいミドル世代にとってはもってこいの状況です。

ただ、もしこれまで転職をほとんど経験してきていないのであれば、自分で積極的に行動することが大切です。


ミドルが転職するにあたっての大事なポイントをしっかり押さえ、成功するよう活動を進めていきましょう。