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面接を突破する志望理由・動機の答え方とは?伝えるときに大切なポイントやOK・NG例文も紹介

面接を突破する志望理由・動機の答え方とは?伝えるときに大切なポイントやOK・NG例文も紹介

2021.05.31

「志望動機・理由がうまく伝えられない…」

「書類選考は突破できても、なかなか面接に受からない」


就職・転職の際、こんな悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。

志望理由・動機は内容によって合否を分ける非常に重要な要素のため、悩むのも

当然でしょう。


そこで今回は、ライバルと差をつけて面接を突破するための志望理由・動機について

解説していきます。


取り入れるべき要素や伝えるときのポイント、OK・NG例文を詳しくお伝えしていく

ので、これから面接を控えている方はぜひ参考にしてください!

●志望理由・動機で入れるべき3つの要素

①Will(やりたい)

Willは「意志(=成し遂げようとする心)」という意味。

すなわち「●●なキャリアを歩みたい」「●●部に入って貢献したい」など、

自分がその企業で成し遂げたいこと、やりたいことを指します。


企業にとって、就活生・転職者の「やりたいこと」と企業の「やってもらいたいこと

(仕事内容)」が合うかどうかは非常に重要視するところ。

だからこそ面接官は志望動機を聞き、就活生・転職者のやりたいことと企業の

仕事内容がマッチしているかの確認をしようとしているのです。


そのため、志望動機・志望理由を伝える際は、仕事内容を踏まえた上で自分のやりたいことを伝えていくとよいでしょう。


②Can:(できる)

Canは「できる」という意味。

すなわち「自分の能力や強みを活かしてできること」を指します。

先に述べた「Will」を伝えても、それを実現できる根拠がないと企業は

納得しません。

よって、自分がどんな能力やスキル、強みを持っていて企業に貢献できるのかをアピールするために「Can」が必要となります。


Canを把握するには自己分析が一番良い方法ですが、選考を通じて得たこと・感じたことからも客観的な自分のCanを知ることができます。


Willを考える際にはセットでCanも考えていきましょう。


③Must(すべき)

Mustは「しなければならない」という意味。

すなわち、その仕事をする上でしなければならないことを指します。


企業に入社すると、企業のために学んだり覚えたりする必要があること、耐えなければならないことなどが見えてきて、思い描いていたイメージと違うことが多々あります。

なぜなら、仕事とは自分のやりたいことだけができるわけではなく、企業の利益目標の

達成のために動かなければならないこともあるからです。


そうした入社後とのギャップを埋めるために企業研究は必須。

企業が求めていることを理解し、それが自分のCanやMustとしっかり重なることを

アピールできれば「企業のことをよく理解している」と評価してくれるでしょう。


●志望理由・動機を伝えるときのポイント

志望理由・動機で入れるべき要素がわかっても、要素を入れた理由を上手く話せなくては意味がありません。

ここでは、志望理由・動機を伝える上で大切なポイントをお伝えします。


①結論から先に話す

面接で志望理由・動機を伝えるときは、結論から話すことが大切です。


志望した理由を説明した後に「だから私は御社を志望いたしました」と伝えても面接官が話を理解しにくいため、せっかく一生懸命考えた志望動機が伝わりません。


「私は●●という理由で御社を志望しています。過去に……」というように

結論を話してから説明していったほうが、志望理由・動機の裏付けがしやすくなります。


面接官もスムーズに内容が入ってくるため理解しやすくなり、志望理由・動機の説得力が増すでしょう。


②話すときは簡潔に、大きな声で

面接で志望理由・動機を伝えるときは、簡潔に話すようにしましょう。


話す長さは1~3分がベストです。

1分以内だと必然的に内容が薄くなるため、面接官からすると「熱意がない」と思われてしまいます。

3分以上になると話が長くなりすぎてしまい、結局何が言いたいのかわからなくなります。


また、話すときに小さな声でぼそぼそと喋ってしまうと、話が聞き取りにくく面接官にいい印象が与えられません。


1~3分という適切な長さの中で、大きな声でハキハキと伝えたいことをしっかり話しましょう。


③過去の経験と結びつける

志望理由・動機を話すときは、過去の経験と結びつけましょう。


「過去にこんな経験をしたのをきっかけに実現したいと思うようになった」など、過去に自分が経験したことを交えて話すと説得力が増します。


④入社後にどんなことをしたいのかまで伝える

志望理由・動機を話すときは、入社後にどんなことをしたいのかを必ず話しましょう。


その業界・職種を選んだ理由を過去の経験も交えて話すだけではなく「入社後どんなことをして会社に貢献するのか」まで伝えなくては意味がありません。

会社の何に興味があるのか、どんな分野で活躍したいのかまで伝えることで、初めて

面接官はあなたの熱意を感じたり、働く姿をイメージしたりできます。

●NGな志望理由・動機

例①:

私は社会貢献したいと思い、御社を志望いたしました。

御社は、これまで生み出した製品で人々の生活を豊かにされている会社で、『製品の提供を通じて、社会の発展に寄与する』という理念に共感しました。

将来は御社の一員として製品を提供し、社会の発展に貢献していきたいと考えております。


「社会に貢献したい」「理念に共感した」などはどこの企業にも当てはまるような内容で、その企業でなくてはならない理由が見えてきません。

自分の過去の経験談などを交えながら、その企業でなければならない理由を伝えるようにしましょう。


例②:

私が御社を志望したのは就職(転職)エージェントに「業界の中でもトップクラスの優良企業」と紹介されたからです。御社は優良企業というだけでなく、若手からでも活躍できる環境があると知り、御社に貢献していきたいと考え応募いたしました。


エージェントを利用すること自体は悪いことではありません。

ただ、エージェントに紹介されたことを志望動機・理由にすると、企業は「自分のやりたいことはないの?」と考えるため、マイナスな印象を持たれてしまいます。

紹介されたことがきっかけだったとしても、何か理由があったから応募したのでしょうから、そこを突き詰めてしっかり伝えられるようにしておきましょう。


●OKな志望理由・動機

例文①

私が御社を志望した理由は、ITを通じて美容業界のIT化を進め、美容と顧客を結ぶ時代を築く仕事がしたいからです。

大学ではプログラミングを学び、インターンシップでは〇〇社で美容院の予約システムを開発し、お客様からありがとうと言って頂きとても心が充足しました。

美容業界は地域によってはIT化が遅れていたり、お客様や店主の年齢層によっては

アナログのままです。

私はプログラミングを通して、現状の美容業界を大きく変えることができるITの仕事がしたいです。

御社は予約システムのシェアが第一位であり、最先端技術で美容業界のトップを

走っています。

御社が得意とする予約システムをもっと広められるような人物として活躍したいです。


美容業界でITの仕事をしたいと考えている人の例文です。

インターンシップでの実務経験は大変魅力です。

このように自分が経験したことを織り込むことは、面接官に強く印象を与えられるでしょう。


例文②

私は、食卓を通じて家族に幸せをもたらしたいと考えています。

中学生の頃、私は野球部に所属していました。

毎日の部活動がどんなにしんどくても、家に帰るといつも母親が温かい夕食を準備して

待ってくれていて、そこを囲む家族がいました。

そしてその空間がいつも自分に安心感を与え、また明日も頑張ろうと思わせてくれました。

そんな当たり前の食卓があるのも、物流という工程があるからだということを学び、

いつしか自分が物流に携わることによって、食卓から家族に幸せをもたらしたいと考えるようになりました。

貴社は『食で人々の日常を豊かにする』という理念を掲げています。

その理念が自分のものと重なったので、貴社を志望いたしました。


物流業界で働きたいと考えている人の例文です。

その企業を志望する理由や強い意志が伝わりますし、志望する会社の理念とも一致しているので、魅力的な内容だと言えます。

また、食卓にこだわるようになった理由もしっかり記載されているので、読み手にも

伝わりやすい文章となっています。


●まとめ

ライバルと差をつけて面接を突破するための志望理由・動機について解説しました。


理由がちゃんと書けているだけでは、面接は突破できません。

かといって、明確な理由が書けている・自分の中で固まっているのに面接でちゃんと

伝えられないというのもダメです。

必要な要素を盛り込んで志望理由・動機を作り、面接時に大切なポイントを意識しながら伝えることが、面接を突破するための近道なのです。


ぜひ今回の記事を参考に、面接官が納得できる志望理由・動機を考えて伝えてみてください!