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配送ドライバーを悩ませる再配達問題とは?解決に向けて取られている施策も紹介

配送ドライバーを悩ませる再配達問題とは?解決に向けて取られている施策も紹介

2021.11.22

荷物の配送ドライバーを仕事にしている人にとって、避けては通れない道があります。

それは「荷物の再配達問題」です。


受け取り側は、荷物が来たときに不在だったとしても「また来てもらえばいいや」と軽く思ってしまいがちです。

しかし思っている以上に再配達は大変で、いろんな問題があります。


今回は、配送ドライバーを悩ませている再配達問題について、その内容と

近年取られている解決策についてご紹介していきます。


再配達問題とは?

再配達とは、荷物を受け取る住民や担当者が不在だった場合、時間や日を改めて

再度配達することをいいます。


再配達問題についてはよくメディアでも取り上げられるようになりましたが、

再配達問題は今に始まったことではありません。

近年では様々な理由により、より一層再配達が問題視されてきています。


なぜそこまで、再配達が問題視されているのでしょうか?


再配達が問題視される理由①配達荷物の増加

今や、ネットショップで買い物をすることは当たり前となっています。

ネットは24時間、場所を問わずどこでも注文できるため、それが当たり前になっているということは、その分ネットショップで購入した物の配送量が増加しているということでもあります。

配送量が増えたことで、比例して再配達の量が増加しているのです。


再配達が問題視される理由②ドライバーの負担増加

荷物の再配達は、ドライバーにとって大きな負担となっています。


配送ドライバーは通常、その日の荷物の届け先を前もって確認し、届ける順番を

決めてから配達に向かいます。

同じエリアにまた戻ってくることになってしまったり、遠くまで行きすぎて戻りが遅くなったりといった効率の悪い回り方をしないようにするためです。


他の配達が遅れてしまわないよう、決めていた順番通りに回ってその日のうちの

荷物を配り終えてから、再配達に向かうこともあります。

再配達が1件だけということはまずないため、より一層負担が増していくでしょう。


別の日に届けることもありますが、例え別の日であってもその日はその日でまた

届けなくてはいけない荷物が他にあるため、結局大変なことに変わりはありません。


更に、どれだけ再配達してもドライバーには1件分の配送料しか支払われません。


同じところへ同じ荷物を届けるという二度手間があるのに、ドライバーには利益がないというのが再配達の問題点といえるでしょう。


再配達が問題視される理由③ライフスタイルがさまざまある

社会人の働き方や働く時間帯は、業種によってさまざまです。

一般企業は朝から夕方ぐらいまでの勤務ですが、病院や工場勤務の人は夜勤があります。

アパレルや飲食系は朝から働く人もいれば、夕方から働くという人もいるでしょう。


しかしドライバーはもちろん、どの時間に受け取り手が働いているのかは知りません。

配達の経路的に配りやすい時間に配達するため、着く頃には受け取り手がいなくなっているということもあります。

受け取り手が一定の時間に家にいることが少なくなっているため、受け取り手が

不在である確率が増えてきていることが、ドライバーを悩ませているのです。


かと言って人々のライフスタイルの変化を止めることはできないため、社会全体で考えていかなければならないと言えるでしょう。


どうすれば再配達は解決するのか?

再配達の問題を解決しようと、近年はいろんな対策が取られてきています。

では一体、どんな解決策が取られているのでしょうか?


①コンビニ受け取り

物を注文する際、配達先を自分の家などにするのではなく、コンビニを指定して

配達してもらうというサービスがあります。

中には、コンビニ配達にすることで配送料が無料になったり安くなったりといったケースも。


ドライバーもコンビニに荷物を持って行けばいいため、不在ということもありません。

常にいる店員さんが必ず受け取ってくれるため、効率よく配送できます。


②宅配BOXを設置する

自分の家やマンションに宅配BOXを置くという人も増えています。


例え不在であっても、BOXの中に荷物を入れておいてもらえるため、帰ってきたら受け取ることができます。

ドライバーも、再配達をする必要がありません。


ただ盗難や紛失・破損の可能性があるため、まだまだ定着していっていないのが

現状です。


最近では新型コロナウイルス拡大の影響もあって、宅配BOXがなくても玄関先に

荷物を置いたことで宅配が完了する「置き配」というサービスもよく聞くように

なりました。


まだまだ問題点はあるものの、問題が解決できれば当たり前の配達方法へと

進化していくでしょう。


③配達予定時間を知らせる

配達される時間を伝えるシステムも構築されつつあります。


代表的なのは、ヤマト運輸が行っているサービスです。

ヤマト運輸のクロネコメンバーズに登録することで、配達予定時間がスマホに連絡されるようになります。

更に配達時間や場所の変更も可能なため、今後利用者は増えていくでしょう。


まとめ

配送ドライバーを悩ませている再配達問題ですが、スマホの普及などもあって多くの対策が考えられており、実現しています。

今後、技術が更に進化していくことで解消できることもあるかもしれません。


ドライバーが不足すれば、それだけ受け取り側も困ってしまいます。

協力できるところは協力して、皆で問題の解決に取り組んでいきましょう。