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【派遣あるある】コミュニケーション方法や人間関係を良好に保つためのコツ

【派遣あるある】コミュニケーション方法や人間関係を良好に保つためのコツ

2024.05.20

職場での人間関係の問題は、雇用形態に関係なく生じることがあります。ただし、派遣社員の場合、責任や業務に制約があるため、トラブルが生じることもあります。


この記事では、派遣社員によく見られる人間関係の問題や、良好な関係を築くためのポイント、トラブル時の対処法について紹介します。


派遣あるあるな悩みって?

■所属会社の違いによる孤立感

派遣社員は、他の従業員と異なる雇用主から派遣され、仕事をしています。仲間とのランチやアフターワークの飲み会などで、派遣先の従業員が固まっている中で、派遣社員がその場に招かれないことに、孤立感を感じることがあります。


一人でいることを好む人にとっては、これはメリットかもしれませんが、他の人にとっては孤独を感じることもあります。

実際、最近では、飲み会に誘うことがパワーハラスメントやアルコール関連のハラスメントと見なされることがあり、派遣先の企業も慎重になっています。そのため、通常の飲み会などは、誘いにくいと考えられています。

しかし、歓送迎会などの特別なイベントは別です。普段の飲み会に参加し、コミュニケーションを取りたい場合は、自分が派遣社員であることを意識させないように積極的に行動してみてもいいかも知れません。


一方、参加したくない場合は、はっきり断ることができます。派遣社員は、派遣先の人事評価にあまり影響を受けないため、仕事の質が高ければ、飲み会などに参加しなくても時給には影響しません。


■上司や同僚との交流に難しさを感じる

前述の通り、派遣社員と派遣先の従業員は異なる雇用主に所属しています。このため、派遣先の上司は、通常の上司とは異なり、派遣元からの指示を受けています。そのため、派遣社員は派遣先の上司や同僚とのコミュニケーションに壁を感じることがあります。また、過度に緊張して、円滑なコミュニケーションが難しくなることもあります。


ただし、派遣先の上司は本来の上司ではないため、完璧なマナーで接する必要はありません。なので、リラックスしてコミュニケーションを取ることが重要です。自分から積極的に関わりを持っても、派遣先の上司が派遣社員に対して差別的な態度を示す場合は、派遣元の担当者に相談してみましょう。


■同僚からのいじめや嫌がらせを受ける

上司や先輩ではなく、同僚からのいじめや嫌がらせを受け、精神的な苦痛を感じる人もいます。


派遣社員が数人働いている派遣先では、既存の派遣社員が集まって親しげなグループを形成し、新人派遣社員を仲間外れにしたり無視したりすることがあります。また、正社員やベテラン派遣社員が、新人派遣社員をライバル視し、わざとミスをさせたり仕事をきちんと教えなかったりして、評価や印象を悪くしようとするケースもあります。


■派遣社員が契約外の仕事を指示される

派遣社員が、雑用係と勘違いされ、契約外の仕事を押し付けられることに悩んでいる人もいます。

派遣社員の場合、契約時に業務内容や範囲が明確に決められているため、規定外の仕事は断ることができます。しかし、一部の職場では、派遣社員に対し、掃除やファイリング、データ入力、電話対応など、従業員たちが避けたがる仕事を押し付けようとする傾向があります。


一方で、正社員は業務命令に従う義務があり、通常は指示された仕事を断ることはできません。


そんな派遣先での良好な人間関係の作り方とは

■派遣先のルールやビジネスマナーを守る

派遣先独自のルールや、一般的なビジネスマナーを守ることで、周囲からの好印象を築けます。派遣先に合わせた態度や行動、職場の雰囲気に溶け込むための努力が求められます。

同じ業務経験がある場合でも、自身のやり方で仕事を進めることが誘発されがちです。しかしながら、どの職場でもそれぞれの業務フローやスタイルが存在し、自己裁量で進めると他の従業員の負担が増える可能性があります。

ネガティブなイメージを持たれないようにするためには、まず派遣先のルールや業務フロー、ビジネスマナーを細かく確認しましょう。


■派遣先の雰囲気に合わせる

規定やマナーだけでなく、暗黙の了解にも留意することが必要です。暗黙の了解とは、「電話は最も新しく入社した人が取る」「フリーアドレス席でも上司に指定席がある」「アクセサリーは5年目以降の社員だけが付ける」など、文書化されていない約束事です。


企業ごとには、想定外の暗黙の了解があるかもしれないため、まずは周囲の人々を観察することが鍵です。既存の人間関係を迅速に理解することで、相談しやすい人や警戒したい人を特定できます。

不明な点があれば、その都度、先輩や同僚に確認することが重要でしょう。


■仕事への熱意を示す

仕事への熱意をはっきりとアピールすることで、ネガティブな印象を回避できます。消極的な態度は、不真面目であるかサボっているかのように受け取られやすいので注意が必要です。

熱意を示したい場合は、以下のようなアプローチが考えられます。

● 口頭での指示はメモを取る

●任された仕事は期日までに完了させる

●フィードバックを求める

● 疑問点は積極的に質問する

● 質問時やフィードバック時には、明るい表情で応答する


■契約条件を慎重に扱う

派遣社員の契約条件は、個々で異なります。同じ派遣社員でも、経験や登録している派遣会社によって給与や待遇が異なるため、契約条件を漏らすことはトラブルの引き金となります。

また、経験やスキルによっては、派遣社員の方が正社員よりも給与が良い場合もあります。派遣社員や正社員など、雇用形態を問わず、自らの給与や待遇についての議論は避けた方が賢明です。


■疑問が生じた場合はすぐに確認

理解できないことがあれば、どんなに些細なことでもすぐに確認するよう心がけましょう。

経験豊富な人でも、新しい職場での業務では不明点が発生します。この場合、謙虚に質問できるかによって、周囲からの印象が大きく変わります。経験が豊富だからといって、疑問を抱えたままで進めてしまうと、調子がいい人・質問ができない人・頑固な人と見なされる可能性があります。


ただし、あれこれと質問すると周囲の作業を妨げる可能性があります。まずは、マニュアルや自身のメモで軽く調べ、それでも分からない場合は周囲の人に相談しましょう。


■アドバイスは素直に受け入れる

上司や先輩、同僚からのアドバイスには、素直に耳を傾ける姿勢を示しましょう。


経験豊富な人であっても、新しい職場では新入社員の一員です。自分の意見にこだわって反抗的な態度をとれば、他人の意見を受け入れられない人・固執する人・扱いづらい人などの否定的な印象を与えてしまいます。

疑問がある場合は、まずはアドバイスを素直に受け入れ、必要であれば注意深く質問しましょう。


■積極的に感謝の意を示す

誰もが感謝されることで嬉しいものです。そのため、職場で関わった人に対しては積極的に感謝の意を示しましょう。誰かと関わった場合には、明るい表情や声で感謝を伝えることが重要です。

また、単に「ありがとうございました」と言うだけでなく、「○○さんのおかげで大変助かりました。感謝しています」「先ほどはありがとうございました。作業がスムーズに進みました!」など、言葉を重ねることで感謝の気持ちがより伝わります。


派遣先でコミュニケーションを取るときのポイント

●笑顔で挨拶をする

●コミュニケーションは自分から積極的にとる

●報告・連絡・相談は丁寧に行う

●陰口・悪口や噂話を広げない

●自分の意見や提案はしっかり伝える

●接する相手によって態度を変えない

●仕事に関係のない雑談は最低限に留める

もし人間関係がトラブルが起きてしまったら、早めに対処することが大切です。


自分の考え方や捉え方を変えてみたり、トラブルが発生した時点で上司に相談するなど自分から積極的に動いたり、そういったことが難しい場合は派遣会社の担当者に相談してみるのも1つの策です。派遣会社は、派遣先で派遣社員がどのような扱いを受けているのか、細かく把握することができません。そのため、どのような問題であっても、自分だけで抱え込まず、不安や悩み、不満は派遣会社に共有してサポート・対処をお願いしましょう。


また派遣会社が助けてくれないときは労働基準監督署・労働局に相談したり、いっそのこと派遣先・派遣会社を変えることも考えてみましょう。


まとめ

退職理由の上位に常にあるのが職場での人間関係に関する悩みです。


せっかく一定の経験を積んで仕事を覚えてきたのに、解決できる悩みが原因で仕事を辞めるのはもったいないですよね。

困ったことがあったら、まずは派遣元の担当者に相談しましょう。派遣元の担当者は、派遣先の責任者とは異なり、派遣社員に関する専門家です。彼らはあなたの悩みに関する最適な解決策を持っていることが多く、また少し変わった質問をしても、派遣元の担当者は日々の業務に大きな影響を与えるものではありませんし、非常識な要求をされても派遣契約の更新がなくなることはありません。

困ったことがあれば、ためらわずに派遣元の担当者にまずは相談してみましょう。