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【若年層の分析】二極化する現状について

【若年層の分析】二極化する現状について

2024.06.03

働き方改革が2019年4月に施行されて以来、職場環境の見直しが業界を問わず進み、従業員が給与だけでなくプライベートを重視する傾向が高まっています。

特に若手世代において、特にこの傾向が顕著であるとされていますが、一方で「Z世代」と一括りにしてしまうのは危険です。なぜかというと「Z世代」にも、真剣に働きたい人と、バランスを重視する人という二つのタイプが存在するからです。

ここでは、そんな二極化する若手世代についてお話していきたいと思います。


そもそもZ世代とは?

Z世代とは、アメリカ合衆国をはじめ世界各国において概ね1990年代中盤から2000年代終盤、または2010年代序盤までに生まれた世代のことである。いわゆるデジタルネイティブでもある。Y世代に続く世代であることから「Z」の名が付いている。

(Wikipedia引用)


つまり2023年に新卒入社する20代前半は、一般的に「Z世代」と呼ばれます。この世代は、生まれた時からデジタルが身近にあり、いわば「デジタルネイティブ世代」です。彼らはインターネットを通じてほとんどの情報を手に入れることができる時代に育っている為、コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスに意識が向いていると言われています。


Z世代の仕事に対する考え方のモットーは「多様性」

Z世代は他の世代と異なり、仕事に対する考え方が大きく異なります。日本では「団塊の世代」「バブル世代」「就職氷河期世代」「ゆとり世代」などがよく知られていますが、Z世代は「デジタルネイティブ」であり、「SNSネイティブ」でもあります。彼らは幼少期からオンライン上でさまざまな人や年代と交流する機会が多く、その結果、多様性と個人の価値観を重視する傾向が強いと言われています。


対照的に、彼らを指導する中堅層は通常「就職氷河期世代」「バブル世代」に属します。これらの世代は長時間労働や組織のために我慢することを重んじる傾向がありますが、Z世代はコストパフォーマンスやタイムパフォーマンスを重視する傾向があります。


つまり、Z世代の思考は「多様性」という新しい価値観を持っており、これまでの世代とは異なります。したがって、彼らを指導する立場にある人々は、従来のアプローチとは異なる方法で彼らを理解し、導いていく必要があります。


Z世代が求める働き方とは?

調査によれば、多くの新社会人が「自分の好きな仕事を続ける」「家族や大切な人との時間を重視する」「安定した仕事に就く」という価値観を持っています。特に、17年卒から23年卒の学生の間では、仕事よりも家族や自分の時間を優先する考えがより顕著になっていることがグラフから示されています。


これらの結果から、「時間を優先した働き方を選ぶ層」と「安定を優先に考えた働き方を選ぶ層」の二極化が起こっていることが明らかになりました。かつてのように「正社員として一つの会社で働き続ける」という考え方ではなく、「自分で働き方を選択する」という社会の変化が、新社会人の考え方から読み取れます。


※マイナビ『2023年卒大学生のライフスタイル調査』による


プライベート時間の使い方次第で成長格差が広がる

社会の動きに目を向けてみると、就業時間外に得られたスキルや経験を社員の成長につなげることなどを目的に、副業や兼業を解禁する動きが広がってきているのではないでしょうか。また、長時間労働の是正が叫ばれ、労働時間が短縮傾向にある中、より一層速いスピードでの成長を実現するには、新人・若手社員の自発的な学習に頼らざるを得ない部分があるのも事実です。


プライベートの時間を有効活用して、自発学習や自己研鑽に取り組んでほしいというのが会社・上司側の本音だとは思いますが、就業時間外はあくまでも個人の時間。オススメ本を紹介する、成長してほしい点や期待を伝えるなど、強制ではなく、新人・若手社員が自ら学習する意欲が湧くようなコミュニケーションを日頃から取る必要がありそうですね。


まとめ

今回は世代間の考え方の違いを比較し、Z世代に適した柔軟な働き方を提案しました。Z世代は徐々に、「家族や大切な人との時間を重視しながら働く」という志向が強まっていることが明らかになりました。この世代の人々にとって、仕事は人生の全てではなく、家族や自分の時間も重要な要素です。


もし会社での働き方が合わないと感じる場合、世代間のギャップがその一因となっている可能性があります。そのような場合には、「フリーランス」という自由度の高い働き方を検討してみるのも良いかもしれません。


自分に合った働き方を見つけるためには、まず自分が何を大切にしたいのかを明確にすることが重要です。その上で、自分の価値観や目標に合った働き方を模索していくことが大切です。

次世代に合った働き方を選択し、自分の理想の叶えましょう。