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ピッキングってどんな仕事?作業の5つのポイントもご紹介!

2021.01.20

お仕事を探していると、よく目にするピッキング作業。

普段の生活では聞きなれないので、実際どんな仕事なのか分からない方が多いですよね。

また、ちょっと働いてみようかなと思った時に、初めての方はどうすれば早く慣れるのか、どうすればうまく仕事が進められるのか、不安だと思います。そんな皆様のために、ここではピッキング作業の仕事内容から、効率的な作業の仕方まで役立つ情報をご紹介します!すでにピッキング作業をしたことがある方も、より早く作業をするためのヒントになると思いますので、読んでみてください。


■ピッキングのお仕事とは?


「ピッキング」とは、物流センターや倉庫などで、指示書や伝票を見ながら、商品を出荷するために集めていく作業です。作業自体の難易度は低いことが多く、伝票などを読むことができればこなせるので、誰でも働きやすい仕事の一つです。ピッキングで扱う商品は、勤務先にもよりますが、さまざまです。衣料品や日用雑貨、書籍やDVD、飲料やお酒類、生鮮品などの食料品もあります。そういう意味では、扱う商品の違いがそのまま作業の違いになるといってもいいでしょう。家具やお酒などの重いものを取り扱う職場であれば、フォークリフトの資格が必要になることもあります。

ピッキングの方法については大きく分けて二種類あります。その二種類とは、一つ目が「摘み取り式」、そしてもう一つが「種まき式」と呼ばれるものです。これはなぜ分かれているかというと、取り扱う商品によって効率的に作業できるよう考えられているからです。では、これからその2つの方法について紹介しますね。


◇摘み取り式

「摘み取り式」とは、オーダーや出荷先に合わせ、商品を集め、梱包・出荷する方法です。木から実を摘み取るように作業することからこの名前で呼ばれるようになりました。ちなみに、別名ではシングルピッキング、またはオーダーピッキングとも呼ばれていて、求人欄には「オーダーピッキングの仕事」などと書かれることもあります。この摘み取り式は、コンビニやスーパーで買物をする際、カゴに欲しいものを入れていくことをイメージして頂ければ分かりやすいと思います。

特徴としては、注文ごとに商品をピックアップすることです。数多くの種類を取り扱い、出荷する先も多いですが、一件あたりのボリュームは少ないタイプである「本やCD・DVDの通信販売」など、個人向け通販などの職場で採用されている場合が多い傾向です。

摘み取り式のメリットは出荷までのスピードが早いことです。逆にデメリットは、作業者が職場内を移動して商品を集めるため、移動距離が長くなり時間がかかることです。


◇種まき式

「種まき式」とは、出荷先ごとに商品やものを集めて梱包して出荷するのは「摘み取り式」と同様ですが、同時に複数のオーダーをこなすことが特徴です。いろいろな種(商品)を畑(配送先)に植えていくように作業するため、このように呼ばれています。

例えば、コンビニの商品入荷時に見たことがあるかもしれませんが、大きなカートにいろいろな商品が載せられています。これは、それぞれの店舗ごとに分けられた専用のカートなどを使って、出荷先ごとに仕分けているのですが、この作業方法が「種まき式」です。倉庫や配送センターに入荷した商品を、店舗や出荷先ごとに分けて配送する際に使用される場合が多いです。種まき式のメリットは、複数のオーダーをまとめて取るため、移動距離が短く、効率が良くなることです。デメリットは全体の進行状況が見えづらく、突発的な追加注文が発生したときに手間がかかってしまうことです。


■ピッキング作業で使うツールとは?

ピッキングでは、勤務先や作業により、用いるツールは違います。参考までに使われるツールにどのようなものがあるのか紹介します。


◇紙伝票

注文書や出荷指示書など、紙ベースのリストを使用し、リストピッキングとも呼ばれます。記載されている品名や数を倉庫内の棚から探して取ってくる基本的な方法です。


◇ハンディ(ハンディターミナル)

ハンディを使ってバーコードをスキャンしていきます。デジタルピッキングとも呼びます。指示があった品物とスキャンした品物がシステム上で照合されるのでミスが少なく、かつ正確なピッキングができます。

◇デジタルカートピッキング

各自が使用する台車や棚に表示された指示に従って品物を集め、各場所へ配分する方法です。ペーパーレスだけでなく、ハンディが無い分、両手で作業がしやすいです。


◇可動式の棚

可動式の棚(倉庫用ロボットとも言う)が導入されている倉庫では、ピッキング担当が各棚へ行くのではなく、商品棚がピッキング担当のところへと動いてきます。作業にかかるプロセスが大幅に省略され、効率化が可能となります。


■ピッキングの作業効率化のコツ

次に、実際作業を効率よく進めるにはどのようにするのがいいか、ピッキング作業効率化のコツをご紹介します。


◇倉庫内の棚の位置や地図全体を把握する

素早く移動するには、倉庫内の「どこに何があるのか」を知っておくことが大切です。規模の大きな場所ほど、地図の把握が作業効率アップに影響します。


◇最短のピッキングルートを考える

出荷指示が出たら、品物が保管されている位置や棚の並びから、最短となるピッキングルートを考えておきます。常に最短ルートを移動できるようになれば、ピッキング担当者として職場でも評価され、仕事も楽しくなります。


◇広い倉庫を早く歩く

ピッキングの効率を上げるには、歩く速度も考慮する必要があります。特に広い場所では歩く速度が遅ければその分、1注文あたりにかかる時間はどんどん延びてしまいます。ただ、衝突や転倒防止のために走らないことが大前提です。


◇商品がどこにあるか迷ったときは、すぐに人に聞く

慣れないうちは商品名と品物が一致しないこともあります。また、一時的に品物の位置が別の場所に移動されていることもあります。そんなときは一人で悩むよりもすぐに周囲の先輩に確認しましょう。


◇歩きやすい靴を選ぶ

特に靴の指定がない場所ならば、歩きやすい靴を選ぶことも効率化を図るポイントです。

靴擦れしやすい靴や、クッション性の薄い靴などは体力的にも精神的にもつらい仕事になってしまいます。


【結論】

いろいろとピッキングについて、紹介していきましたが、実際ピッキング作業では以下のような点が重視されています。


・安全性・正確性・効率性・スピードピッキング作業において、効率やスピードはもちろん重要なのですが、それは、最低限作業上の安全や正確性が保たれた上での話です。そのため、作業がいくら早いからと言ってもミスが多くては評価に繋がりませんし、事故が起きては、会社にとっても自分にとってもマイナスでしかありません。

倉庫内では誤出荷などのトラブルはもちろん、荷物が積まれている為、労災事故に繋がるような事故も起こり得ます。実際に倉庫によっては、負傷者や死亡者が出ているケースもあります。

その事故の種類も、フォークリフトとの衝突や過労、商品の落下や他スタッフとの衝突など様々です。

特に生産性が重視される配送センターや倉庫ではギリギリのスケジュールで稼働している所も多く、尚更トラブル防止が求められます。

その為、作業において生産性や効率が求められるのは自然な事かもしれませんが、それを追い求めるばかりに、自身の安全が疎かになっては意味がありません。

なので、ピッキングが遅い人であってもあまり気にし過ぎることなく、まずは「安全第一」でお仕事をしてくださいね。