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倉庫内作業でハンディターミナルを導入する3つのメリット!使い方や機能についても解説

倉庫内作業でハンディターミナルを導入する3つのメリット!使い方や機能についても解説

2021.09.06

「よく作業ミスが出て対応に追われる」

「作業が終わらないから残業が多く、結果辞めていくスタッフが多い」


こんな悩みを抱えている倉庫責任者の方は多いのではないでしょうか?


こうした悩みを解決する方法の一つとしてあるのが「ハンディターミナル」を

導入すること。

ハンディターミナルを使用するとミスが減らせたり、作業の効率化が狙えます。

もちろん導入に費用はかかりますが、得られる効果も高いです。


そこで今回は、倉庫内作業で使われるハンディターミナルについて、その機能や

使用するメリット・デメリットをご紹介します。


ハンディターミナルとは?

ハンディターミナルとは、片手で持ち歩けるほどのコンパクトなデータ収集端末

です。

略して「ハンディ」と呼んでいます。

ハンディは倉庫内作業に必要不可欠なものですが、具体的にどんな機能があるのでしょうか。


ハンディターミナルの主な機能

①バーコードの読み取り

製品に貼ってあるバーコードや2次元コードを読み取ってピッキングを行ったり、

在庫管理をしたりします。


他には、倉庫にある製品の数などを調べる「棚卸し」の作業にも役立ちます。

倉庫内にあるものすべてを目視で数えていくのは非常に時間がかかり、

効率がとても悪いです。

しかしハンディを使えば、大幅に作業時間を減らせます。


②入力機能

数量などを入力する場合は、テンキー操作でデータを入力します。


③画面表示

読み取ったデータの内容を確認したり、修正後の確認をしたりなどに使用します。


④データの送受信

無線でデータの送受信を行います。

リアルタイムでデータを送信することで、リアルタイムで在庫数やピッキングが

どこまでできたのか等が分かります。

さらに、自動転送でデータをパソコンやサーバーに保存していれば、

転送し忘れなどの人為的ミスを減らせます。


⑤バッチ機能

読み込んだデータをすぐに送受信せず、ハンディ内に蓄積する機能です。

リアルタイムで数や状況を確認する必要がない業務や、無線がない環境下での

業務に役立ちます。

バッチ機能を使うには、大容量のメモリが必要となります。


ハンディターミナルの操作方法

ここではハンディの主な操作方法をご紹介します。

種類や使う目的によって変わってくるため、「棚卸し業務」と仮定して一般的な例としてご説明しますね。


①ハンディのメニューを「棚卸し」に設定

②製品のバーコードをスキャナ部分で読み取る

③「ピッ」と音が鳴ったら、正常に読み取りOK。画面に読み取り内容が表示されるので確認

④数量を入力してエンターボタンを押す


④の後は、データが自動転送されてパソコンやサーバーへ保存。

バッチ機能を使っている場合は、ハンディ内でデータが蓄積されていきます。

多くは上記の①~④を繰り返していくイメージです。

難しい作業ではないので、初めてハンディを使う人でも何回か使っていればすぐに覚えられるでしょう。


ハンディターミナルを使うメリット

①商品の場所が確認できて効率的

ピッキングリストの記載されたバーコードを読み取れば、商品の正確な保管場所を確認できます。

どんなに頑張って覚えても人の記憶は曖昧なもので、曖昧になってしまうと

作業効率が落ちます。

また、覚えてピッキングするとなると経験の差によってもスピードが変わってきます。

しかしハンディを使えばスピーディーかつ正確なピッキングができる上に、

経験問わず全員が同じ作業を行えて、人材育成の時間短縮にもなります。


②作業ミスが減らせる

人が行なう作業はどうしてもミスが生じるものですが、ハンディを使えばミスを

減らすことができます。

例えばピッキング時、リストにはないものが混ざっていたり、間違ったものを

スキャンすると警告音が出るため、誤って出荷することを防げます。


③在庫数がリアルタイムで分かる

ハンディを使うことで、リアルタイムで在庫状況が分かります。


倉庫内作業では「入荷作業」という、新しく入ってきた製品を納品書と照らし合わせて間違いないか確認し、棚に置いて行くという作業があります。


もし在庫状況が目視で行われていたら、ピッキング等の際にリストと実際の状況とで相違が出る可能性がありますが、ハンディを使って入荷作業を行っていれば

こういったことは起こりません。


正確なデータに基づいて在庫を管理できるため、多く発注してしまって余剰在庫が発生することも防げます。


ハンディターミナルを使うデメリット

①バッテリーが切れることがある

ハンディは長い時間持ち運んで操作をするため、定期的な充電が必要です。

もし作業途中で切れてしまうと、別のハンディに交換するといった作業が発生するため、時間の無駄になってしまいます。

使った後は必ず充電し、翌日にバッテリー切れが起こらないようにすることを

心掛けましょう。


②取り扱い方に注意しなければならない

どんなものでもそうですが、ハンディは特に精密機器なので、落としてしまうと

その衝撃が原因で不具合を起こしたり故障の原因になったりしてしまう場合があります。

衝撃には耐えられるようになっているものの、誰かに手渡す、机に置く、など

ふとした時でも丁寧に取り扱いましょう。


③導入時の費用が高い

今まで手作業で在庫管理していた倉庫は、その理由はやはり「導入した時のコストを考えた」というところが多いかもしれません。

機器を導入するだけでなく、データを管理するサーバーも用意しなければいけませんからね。

導入する際は業者から事前に見積もりを取り、会社のお金と相談しましょう。


コストを少しでも抑えたいのなら、中古品を買ったりレンタルをしたりといった

方法もあります。


まとめ

ハンディターミナルは、入出荷検品やピッキング、在庫管理など倉庫内での

あらゆる作業で活躍します。

作業を効率よく進められるだけでなく、ミスを減らせたり、リアルタイムで

在庫状況が分かったりなどメリットも多くあります。

倉庫の作業環境が良くなればスタッフの離職率も下げられますし、まだハンディ

ターミナルがないというところはぜひ導入を検討してみましょう。